昨年の１０月、シーズン途中のブレンダン・ロジャーズ退任を受けてリバプールの指揮を採っているユルゲン・クロップ。
昨シーズンも、クロップらしさを感じさせる試合がありましたが、今シーズンは、そのカラーがより鮮明に出ているように思います。
夏の補強で、数人ですがクロップ自らが希望するプレイヤーを獲得したことも、その要因のひとつにはなっているかもしれませんね。
そのクロップですが、マンチェスター・ユナイテッド戦を前に、エコーに対しチームの成長、その手応えについて語っています。
（ＪＫ）
ヨーロッパリーグでの試合（対マンチェスター・ユナイテッド）は、ふたつともいい試合だったね。
月曜日の試合が楽しみだし、会場はアンフィールドだから、素晴らしい雰囲気になることだろう。
昨シーズンの２試合を思い返すと、いずれも両チームが勝ちに行った試合だった。
ファーストレグは、私達のチームが相手を上回っていたと思うし、とにかくアンフィールドの雰囲気が素晴らしかったね。
あれは、プレイヤー達を助けてくれたよ。
オールドトラフォードは、私としては初めてだったわけだが、なかなかいい雰囲気だったよ。
スタジアムの雰囲気が、試合に影響を与えることがあるものだが、あのときはユナイテッドがいい試合をしていたね。
だが、４５分にフィリペ（コウチーニョ）が、素晴らしいゴールを決めてからは、その雰囲気もガラリと変わったよ。
この一年間はといえば、良いこともあれば、そうではないこともあったね。
しかし、常に前を向いてやってきたよ。もちろん今も同じさ。
プレイヤー達も、みんなが一緒になって進んで行くことを楽しんでいるし、そういったことが非常に重要なんだ。
私自身にとっての一年間はといえば、まるで一瞬の出来事のようにも思える。
これからも長くリバプールにいたいと思っているよ。
チームの成長は、私が思っていた以上だ。
成長していくことが必要なのは当然だが、予想以上に早い段階で成長してくれたよ。
しかし重要なことは、常に成長、改善を続けて、より上を目指していくことなんだ。
他のチームもよくなっていくわけだし、そのレースから勝ち上がる、生き残るために必要なのは、成長の歩みを止めずに継続していくことだよ。
今シーズンのプレミアリーグにおけるリバプールの戦い方を見ていると、ほぼ先発のファーストチョイスを固めてやってきたと思います。
一方、プレシーズンマッチを観た際に感じたことは、たとえメンバーを入れ替えても、リバプールらしいプレイが出来ていたということ。
月曜日のユナイテッド戦では、いまだアダム・ララーナとジョルジニオ・ワイナルドゥムの出場可否が見えていません。
おそらく、無理はさせないことでしょう。
その場合、代わりに誰かが入るわけですが、それでもこれまでと変わらずリバプールらしさを出せるか！が、注目点のひとつかと思います。
特に、地元ファンの間では、エムレ・チャンに対する期待値が高まっているようです。
今回の試合に関しては、普段に増して中盤の底が担う役割は重要になると、私は思っていますし、もしエムレ・チャンが起用されたならば、ぜひこれまでの分も含めて好パフォーマンスを披露してくれることを願っています。