レジェンド達がアンフィールドに集結したリバプール対ACミラン戦。
チャリティーマッチといいますと、とにかく楽しみ、往年の名選手の姿を楽しむ傾向にあると思いますが、今回の試合は密度が濃く、アグレッシブなシーンも多々あったと思います。
率直に、観ていて楽しい試合でした。
まず、両チームのプレイヤー達に拍手を送りたいし、感謝したいと思います。
試合結果ですが、3-2のスコアでリバプール・レジェンズが勝利しています。
得点経過を書きますと、次のとおりです。
■25分:ロビー・ファウラー
■51分:ジブリル・シセ
▲61分:失点
▲78分:失点
■80分:スティーブン・ジェラード
先制点となったロビー・ファウラーのゴールは、右サイドからグレン・ジョンソンが入れたクロスをロビー・ファウラーがおさめ、相手ゴールに流し込んだものです。
やはり、まだまだグレン・ジョンソンは元気ですね。
ジブリル・シセが決めたゴールは、ゴール前にいたシセに縦パスが入り、そのボールをおさめたシセが、しっかりと決めています。
その後、ミランが2点を返し、スコアは同点に。
人によっては、チャリティーだし、このままドローで終わると思ったことでしょう。
しかし、80分には、スティーブン・ジェラードが決勝点を決めます。
ボックス外でボールを受けたスティーブン・ジェラードは、一度切り返しを入れて、右足でのミドル!
見事に相手ゴールの左隅に蹴り込んでいます。
やはり、スティーブン・ジェラードは千両役者!
そう実感したものでした。
試合の中での重要なタイミングで、大仕事をするところなどは、往年のスティービーを見る思いがいたしました。
私としては、もっとスローな試合になるだろうと予想していましたが、なんの、なんの、実にアグレッシブなシーンを多々演出してくれました。
レジェンド達の姿を見られるだけでもハッピーなのに、この試合内容、試合展開には、大満足ですね。
印象的だったのは、スティービーがボックス外でボールを持つと、スタンドからミドルシュートを促す声が常にあがっていたこと。
その期待に、スティービーは見事に応えましたね。
おそらく、どのプレイヤーもこの日のためにトレーニングをし、シェイプしてきたことが伺い知れました。
ミランの2ゴールも見事だった。
職人の技だと言ってもいいでしょう。
アンフィールドに歓声が木霊し、笑顔にあふれた一日。
良いものを見せてもらいました。
両チームのレジェンド達に、ありがとう!と、言いたいと思います。