先ほど、ウェンブリーで行われたFAカップ準決勝、マンチェスター・シティ対リバプール戦が終了しました。
過密日程が続き、非常にタフな状況の中での試合でしたが、2-3のスコアでリバプールが勝利!
FAカップ決勝進出を決めました!
実際、チャンピオンズリーグをはさんでの一週間で同一カード2試合というのは、やっているプレイヤーからしたら、本当に厳しいものだったはず。
カップ戦ですから、勝ち上がることが最重要。
リバプールのプレイヤー達は、よくがんばってくれたと思います。
また、今日の会場はウェンブリーですが、スタジアムの雰囲気は、まるでアンフィールドにいるかのよう。
ファンもがんばりました。
得点経過については、次のとおりです。
■9分:イブラヒマ・コナテ
■17分:サディオ・マネ
■45分:サディオ・マネ
▲47分:失点
▲90+1分:失点
先制点を決めたのは、今日もイブラヒマ・コナテでした。
左からのコーナーキックをアンディ・ロバートソンが担当。
滞空時間の長い、高い弾道のボールを蹴りました。
ゴール前で競ったイブラヒマ・コナテは、頭が抜け出すジャンプをしており、豪快なヘッド!
リバプールの2点目は、サディオ・マネの闘争本能が出たシーンだったと思います。
マンチェスター・シティの最終ラインに、ずっとプレッシャーをかけ続けていたリバプールでしたが、センターバックがゴールキーパーへバックパス。
ゴールキーパーがボールをおさめ左足に持ち替えようとした瞬間に、サディオが猛然とタックル!
相手ゴールに突き刺しています。
リバプールの3点目もサディオが決めています。
速いテンポで敵陣でボールを繋ぎ、チアゴとトレント・アレクサンダー=アーノルドがワンツーを敢行。
チアゴが、優しい浮き球を供給し、サディオは右足のアウトサイドでボレーを放ち、最高のコースに決め切りました。
実にリバプールは、ファーストハーフの間に3点をリード。
これは、大きな収穫でしたが、こういう展開ほど難しくなることもありますね。
マンチェスター・シティは、セカンドハーフからリスクを伴う攻撃も仕掛けて来ており、2点を返されたリバプール。
セカンドハーフには、アリソンのファインセーブもありました。
勿論、2失点はない方がよいに決まっています。
しかし私には、2失点は余計だったね・・・と分析する気持ちがありません。
それほどタフな日程、対戦相手の中で、みんなが戦っている。
カップ戦ですから、決勝で最高の試合をすればいいですね。
また、今日のリバプールは、実際良くがんばっていたと思います。
ファイター!という意味では、2ゴールを決めたサディオを讃えたい。
ルイス・ディアスもファイトしていました。
そんな中、私は、チアゴの貢献が素晴らしかったと感じています。
エレガントなボールタッチ、ボール奪取。
チアゴがいることが、非常にリバプールの助けになっていたと思うのです。
サディオのスーパーゴールが生まれたのも、チアゴのアシストが記録されるでしょうし。
マンチェスター・シティとのダブルヘッダーは終わりました。
FAカップは、あと1試合勝てばいい。
あとは、また気持ちを新たに、次の試合に集中ですね。
ユルゲン・クロップ監督が、唯一届かなかったFAカップのタイトル。
それが目の前まで来ています。
なお、この試合でリバプールは、4人の交代カードを切っています。
それをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■73分:ナビ・ケイタ→ジョーダン・ヘンダーソン
■84分:サディオ・マネ→ディオゴ・ジョタ
■84分:ルイス・ディアス→ロベルト・フィルミーノ
■87分:チアゴ→カーティス・ジョーンズ