
連敗を喫していたリバプールについては、どうしたらこのループを断ち切り、再浮上できるのか?を私なりに考えていました。
いろいろ上手くいかない時、まずはディフェンスを整えようよ!と、私は思っていたのです。
また、ここまで不調であれば、昨シーズンにスロットがやったことを思い出せとも。
プレミアリーグでフル出場継続中の2選手とは
第10節を終えた時点において、全試合に出場し、しかもフルタイムでプレーをしているリバプールの選手はといえば、2人しかおりません。
キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクとドミニク・ソボスライです。
通常、フルタイム出場といえば、ゴールキーパーが記録するケースが多いわけですが、リバプールの場合には守護神のアリソンが負傷欠場しており、その結果、ファン・ダイクとソボスライのみがフルタイム出場継続中となっています。
リバプールを支える主軸であることに疑いの余地なし
ファン・ダイクに関しては、年齢のことを指摘する筋が少なくはありません。
しかし、ファン・ダイクがリバプールのために果たしている貢献は、非常に大きなものがあります。
現実的に、もしファン・ダイクがリバプールにいなければ?あるいは長期離脱していたら?
それは即ち、リバプールにとっての危機になるだろうと。
ソボスライに関して言えば、リバプールにやって来たのはユルゲン・クロップ時代のこと。
あの夏は、リバプールは補強しないのか?あるいはできないか?という空気が流れている中での獲得でしたね。
意外だったのですが、その季節にレッズが補強をしたのはミッドフィールダー4人。
ソボスライ、アレクシス・マクアリスター、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフでした。
急ぎ決めた感のあった4人の補強でしたが、それぞれのキャラクターが果たしているリバプールへの貢献は大きい。
今シーズンにおけるソボスライは、円熟味が増しており、彼がいないチーム構成は考えられないほどになっています。

10試合で900分というプレー時間
記録上でのことでいえば、ファン・ダイクとソボスライが、今シーズンのプレミアリーグでここまでプレーをした時間は900分と記されています。
プレミアリーグは10試合を終えたところですから、90分×10ですね。
実際には追加タイムもありますから、もっと多くの時間でピッチに立っているのですが、それでもベンチに下げていないのは、彼等が絶対に欠かせない選手だということを意味していると思います。
本来のポジションでプレーさせたいソボスライ
ご存じのとおり、今シーズンのソボスライは、右サイドバックも務めています。
そのパフォーマンスが傑出しているから、もっと彼の右サイドバックを見たい!という声もある。
そう言われることもよく分かります。
ただ、私が思うには、ソボスライは本来の中盤でプレーをさせてあげた方が良いし、それがチームにとってプラスになるだろうということです。
レアル・マドリード戦では、コナー・ブラッドリーを右サイドに配し、ソボスライは中盤へ。
これは、とてもよく機能していたと思います。
あのレアル・マドリードを完封したのですから、マンチェスター・シティ戦でもソボスライには中盤を任せたい。
というのが、今私が考えていることです。

マンチェスター・シティ戦でも欠かせないファン・ダイクとソボスライ
さて、ここまでファン・ダイクとソボスライについて少し触れてきました。
アストン・ヴィラ、レアル・マドリードとの対戦で浮上のきっかけをつかみつつあるリバプール。
それを本物だ!と言わしめるには、マンチェスター・シティのホームに乗り込んで、高いパフォーマンスを示すことですね。
そのためには、ファン・ダイクとソボスライという2人の存在は欠かせません。
フルタイム出場はどこまで続くのか?
それは分かりませんが、素晴らしい記録であると同時に、どこかで彼等にも休養を与える時が必要になってくる。
その時のために、今から腹案を練っておいてほしいと私は願っています。
選手達が、いかに良いコンディションでゲームに臨めるか。
これが、長いシーズンを戦い、何かをつかみ取るために重要な要素なのですから
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
マンチェスター・シティとの試合がわくわくするものでありますように。
