日本時間早朝に行われたプレミアリーグ第30節では、アーセナルに0-3のクリーンシートで勝利を飾ったリバプール。
チャンピオンズリーグも含めると、ライプツィヒ戦、ウルブス戦に続いて3試合連続でのクリーンシートとなります。
オザン・カバクとナット・フィリップスのセンターバックコンビがフィットしてきたことが大きいし、ディオゴ・ジョタの研ぎ澄まされた決定力も素晴らしい。
一方、チームに活力を与えている肝は、ファビーニョではないかと私は思うのです。
私は、リバプールが苦しんでいる頃、この際、ファビーニョをアンカーへ戻してみてはどうか!?と持論を述べました。
ユルゲン・クロップ監督も明らかに戦術の変更に舵を切り、それが奏功しましたね。
ファビーニョが中盤へ戻ることにより、相手に対するプレッシャーのかけ方の強度が増し、前線との連携も良くなった。
また、ファビーニョは、自身がセンターバックを経験したこともあり、最終ラインへの目配せの部分で、非常に気が利いている。
リバプールが、チームとして機能し始めていると感じるのです。
オザン・カバク、ナット・フィリップスともに、リバプールのセンターバックとしてやって行く自信を深めて来ただろうし、攻撃面では、ディオゴ・ジョタの復帰、ロベルト・フィルミーノの帰還とポジティブな要素が増えています。
まさに、リバプール反撃のキーマンはファビーニョ。
中盤から前線、最終ラインをパッケージとして連動させる。
その役割をよく果たしてくれていると思うのです。
ファビーニョは、時に放つ強烈なミドルシュートも持っているし、それがレアル・マドリード戦で爆発すれば、これ以上のことはありません。
アーセナル戦では、クリーンシートの価値が高いのは勿論、得点力が不足気味だったチームに3ゴールが生まれたというポジティブなものもありました。
リバプールは、これからですね。
行けるところまで行く。
最後まで戦い抜く。
決して諦めない。
最終的に結果がどうであろうと、その姿勢を貫いてフィニッシュをすれば、必ず来シーズンへと良いものが繋がって行くことでしょう。
リバプールにとって、残りシーズンで大きな役割を果たすのはファビーニョ。
私、個人的には、そう思っている日曜日の夜です。