FAカップ5回戦でサウサンプトンに勝利し、準々決勝進出を決めたリバプールですが、ファンにとって嬉しいのは、負傷者続出の中にあって抜擢されたヤングレッズが大きな仕事をやってのけたことですね!
この日がトップチームデビューとなったルイス・クーマスが先制ゴールを決めれば、途中出場のジェイデン・ダンズはリバプールのトップチームでの初ゴールを決めるや続けざまに2ゴール目もゲットしています。
ダンズにとっては、言葉にできないほど嬉しかったようで、「夢が叶った」と語っています。
これは試合後のこと、ダンズがITV Sportへ向けて話したことで、その中でダンズは例えばこんなことを言っています。
Jayden Danns
夢が叶ったんだ。
僕は幼い頃から、生まれた時からこのクラブをサポートして来たんだ。
だから、コップエンドでゴールを決めるなんて信じられないよ!
現実のものとは思えないね。
まるで映画のことにようにさえ感じたよ。
今夜は眠れないだろうね!
(1点目のゴールについて)
(ハーヴェイ・エリオットが)僕を押し入れたのは間違いない。
彼を見ただけで、彼は実現するビジョンを持っていると思ったよ。
ゴールキーパーが近づいて来て、あそこまで来たら泡を吹かせるしかないね。
(2点目)
2つめは、純粋に嬉しかったよ。
自分のところに来るとは思っていなかったんだ。
1本目は良かったんだけど、2本目が来たときにはスライディングをしてしまって、見てのとおり冷静さを失ってしまった。(ゴールセレブレーションのこと)
(お父さんはどう思っているだろうか)
僕がデビューをした時には、彼は泣いていたと言っていたし、今はどうしているだろうね?
今日もスタンドから見ていたし、ママも兄も妹もおばあちゃんもね!
もう!信じられないよ!
(ネクストラウンドのマンチェスター・ユナイテッド戦でもインパクトを残せる?)
そうなったらいいね。
僕には分からない。
その時が来たらインパクトを残したいとは願っているけど、そこは見てみようよ。
今得られているチャンスに感謝しているし、これ以上は望めないさ。
サウサンプトン戦で、ダンズがピッチに送り込まれたのは62分のこと。
すかさず73分にはゴールを決めており、2点目が来たのは88分のことでした。
改めて、ダンズのゴールシーンを振り返ってみると、1点目はハーヴェイ・エリオットが優しく丁寧な縦パスをボックス内に流しており、それに反応したダンズは相手ゴールキーパーと1対1に。
間合いを詰めて来るゴールキーパーの上にふわりと浮かしたボールを蹴って決めきっています。
ダンズの2ゴール目は、コナー・ブラッドリーが低くて強烈なシュートを放ったところ、それをゴールキーパーがストップ。
しかし、キャッチするだけの余裕はなく、跳ね返ってきたボールをダンズがジャストミートしたものでした。
このゴールは、天性のストライカーという感が漂っていましたね。
リバプールに、また新しい才能、期待の星が誕生したようです。