プレミアリーグ、チャンピオンズリーグを戦い、超過密スケジュールの中にあってリバプールのメンバー達はクラブワールドカップのために遠征を行いました。
ヨーロッパチャンピオンとしての参加であり、必然優勝が期待されていたわけですが、しっかりとタイトルを獲得しましたね!
改めて、おめでとう!と、言いたいと思います。
みんなが一緒になって表彰台でトロフィーを高々と掲げ、歓喜の笑顔を見ることが出来るのは、いつだって嬉しいものです。
かつて、黄金時代があったリバプール。
プレミアリーグが創設され、長く低迷する歳月が続いていました。
シーズンが進むにつれ、目標がプレミアリーグのトップ4フィニッシュになったシーズンもあれば、ヨーロッパリーグ出場権を何とか得たい!というシーズンもありました。
トップ4フィニッシュが難しく、閉塞感が漂ったブレンダン・ロジャーズ体制の最終年。
監督交代に踏み切ったリバプールは、ユルゲン・クロップ監督にチームを託します。
プレミアリーグでは、まだまだ発展途上ではあったものの、リーグカップ決勝まで辿り着き準優勝。
次に、ヨーロッパリーグ決勝へ進出し、こちらも準優勝。
やがて、チャンピオンズリーグのファイナリストとなり、レアル・マドリードに敗れて準優勝。
そのチームが、昨シーズンにはチャンピオンズリーグを制覇し、久方ぶりのヨーロッパチャンピオンに輝きました。
そして今シーズン、リバプールはプレミアリーグで首位を走り、チームには勝負強さが植え付けられた感があります。
リバプールは、晴れてヨーロッパチャンピオンとして、クラブワールドカップへ参加。
見事優勝を成し遂げています。
私は、今のリバプールを支えているプレイヤー達が、勝利すること、タイトルを獲る味を知ったのだと感じています。
その大きな糧になったのは、おそらくレアル・マドリードに敗れた悔しい経験だったことでしょう。
ユルゲン・クロップ監督の元、着実に強くなったリバプール。
以前から面白いフットボールを具現していましたが、タイトルを獲りきれるチームへと進化した。
これは、大きな、大きな進化であり、ユルゲン・クロップ監督による改革が花を咲かせ始めた証だと思います。
よく、勝者のメンタリティーという言葉が使われますが、今、リバプールは確かにそれを持った。
昨シーズン、チャンピオンズリーグを制覇し、そして今、クラブワールドカップでトロフィーを掲げたリバプールは、多くの経験値を重ね、プレミアリーグ終盤になっても動揺することはないでしょう。
失速することは、ほとんど考えられません。
着実に強いチームへと進化したリバプールですが、ここへ辿り着くまでに幾多の悔しさも味わって来た。
それを無駄にしなかったことが尊いことのように思えます。
チャンピオン!
良い響きです。
タイトルを獲る味を知ったリバプールは、その自信をプレミアリーグでも必ずや生かすことでしょう。
重ねて、おめでとう!ありがとう!と、心から言いたいと思います。