スタンフォード・ブリッジへと乗り込み、ジョー・ゴメスとジョエル・マティプが揃って欠場となった中、リバプールはクリーンシートでの勝利をおさめました。
どの選手も奮闘しましたが、やはりアリソンの貢献を忘れるわけにはいきません。
どんな場面でも、決して激することなく、冷静に対処できるアリソン。
まさに、リバプールが誇る真の守護神です。
チェルシー戦での最終スコアは0-2ですが、リバプールにも危険なシーンはありました。
アリソンは、少なくとも2度のスーパーセーブを見せています。
その最たるものは、あのPKストップでありましょう。
ジョルジーニョは、ゴールキーパーの動きを読もうとしながら、ゴール右隅を狙ったキックを放ちます。
しかしアリソンは、コースを読んでおり、しっかりとPKストップを成し遂げ、チームを危機から救いました。
このPKストップには、もうひとつ大きな意味があったと私は思っています。
それはといえば、PKを与えることになったファールに関与していたのが、チアゴ・アルカンタラだったということです。
ファールは取られましたが、リバプール目線で見れば微妙なものであり、ボックス内でチアゴとティモ・ヴェルナーに接触があり、ヴェルナーが倒れたもの。
チアゴは、素晴らしいプレイを見せていましたが、リバプールでのデビュー戦でPKを決められたとなれば、歓び半分になっていたはず。
それをアリソンが防いだ。
言い方を変えれば、チアゴのファールをアリソンが帳消しにしたことになります。
これは、チアゴとしてもアリソンに感謝するだろうし、よりチームの絆が深まりますね。
そういった意味でも、アリソンが果たした役割は、実に大きかった。
ゴールキーパー自らがクリーンシートを引き寄せた瞬間でした。
アリソンは、私達の守護神!
改めて、そう実感した夜でした。