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戦術に幅ができた今シーズンのリバプール

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プレミアリーグ第23節を終えた時点で、60ポイントを積み重ね、首位に立っているリバプール。
今シーズンの戦いぶりを見ていると、その戦術に幅が出来たことが感じられます。
これは、おそらく大切なことで、その結果、下位との対戦でも勝ち点を落とさなくなっていると、私なりには愚考しています。

今シーズンのリバプールを見ていると、まずキックオフの際には、一度最終ラインにボールを渡し、しっかりと繋いだ後には、前線にロングボールを入れる。
こういったシーンが目に付きます。
最後尾からのフィード力が、以前と比べて、格段に良くなっているのも、その理由かと思う次第。

やはり、何と言っても、ビルヒル・ファン・ダイクの加入は大きかったし、新ゴールキーパーのアリソンも、素晴らしいフィードを持っています。

また、いわゆる『ゲーゲンプレス』と呼ばれるガンガン行くスタイルだけではなくなっているのも、今シーズンのリバプールに見られる顕著な特徴かと。
長いシーズンを戦い抜き、チャンピオンズリーグで勝ち上がって行くためには、理に叶ったやり方ではないでしょうか。

緩急をつけられるようになっており、あるときは速攻、カウンターを仕掛け、ある時には、落ち着いて繋ぎながら、相手のディフェンスラインに綻びをつくる。
これを可能にしているのは、勿論個々のプレイヤーが持っているスキルが高いという大前提がありますが、ユルゲン・クロップ監督は、よくプレイヤーのストロング・ポイントを引き出していますね。

さらに、今シーズンの特徴として、ロベルト・フィルミーノが担う役割が流動的だという部分もあると思います。
勿論、トップでプレイをさせても一流だし、一列下がったポジションでボールを裁き、仲間を活かすことも出来る。
ボビーが、若干下がった位置にいることは、実際相手チームにとっては、非常に嫌なシチュエーションになっていると、私は思います。

ラインを下げて、引いてきた相手をも崩せるようになっているリバプール。
もうひとつあげれば、両サイドバックの成長が大きいなと。
押し込んでいくときのリバプールは、両サイドバックが、ほとんどウィングのポジションまで高い位置に出て来ており、その際には、しっかりと後方を固める役割を果たすプレイヤーがいる。

シーンによっては、両サイドバックがウィングの役割を果たし、フロントスリーがゴール前へ飛び込んでいくことも多くなりました。
個人技だけでも決められるプレイヤーが、3人揃ってボックスに入ってきたら、それは相手チームにとっても悪夢でありましょう。

明らかに、戦術に幅を持ったリバプール。
私としては、まだまだチームは良くなると考えています。
シェルダン・シャキリが、より馴染んできて、ナビ・ケイタがフィットし、アダム・ララーナが、コンスタントにベンチ入り出来るようになれば、攻守の幅がより拡がることでしょう。

そういったプレイを可能にしている要素のひとつとして、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの存在が、やはり大きいと、私は思っています。
ジェイムズ・ミルナーしかり。
また、先日の試合では、ジョーダン・ヘンダーソンもボール奪取など、良いところを見せていたように思います。

今後、リバプールはよりチーム力を向上させる。
アレックス・オックスレイド=チェンバレンが、シーズン中に戻って来られそうだ!というポジティブな話題もある中、これからが楽しみですね。
まずは、現在負傷離脱しているプレイヤーが、元気に戻ってくること。
そこからが、再びスパートをかけるタイミングになると、私なりには確信に似たものを抱いております。

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