全日程が終了したイングランド・プレミアリーグ。
リバプールは、4位という順位でフィニッシュしましたね。
順位的には、昨シーズンと同様ですが、今シーズンの4位が持つ意味合いは、また異なるものがあると、個人的には思っております。
昨シーズンとは異なり、今シーズンはプレイオフからチャンピオンズリーグを戦い、決勝進出を果たしているし、得た成果は大きいと思います。
また、新戦力が躍動したシーズンにもなりましたね。
たとえば、モハメド・サラー、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、アンドリュー・ロバートソン、そしてファン・ダイクと。
いずれも、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。
ユルゲン・クロップ監督がリバプールへやって来て以来、リバプールは着実に階段を一歩ずつ昇ってきていると感じるし、来シーズンが非常に楽しみです。
また、今シーズンは、トレント・アレクサンダー=アーノルドの成長も見逃すわけにいきません。
右サイドバックの主軸であるナサニエル・クラインが、長期離脱となる中、若手がよくその穴を埋めて、奮闘してくれたと思います。
トレント自身にとっても、忘れ難いシーズンになったのではないでしょうか。
また、期待されつつも、なかなか試合で結果が出なかったドミニク・ソランケも、最終戦で好パフォーマンスを見せ、ゴールを決めることができました。
これも、ポジティブな材料のひとつだと思います。
シーズン途中に、バルセロナにコウチーニョを抜かれるという出来事もありましたが、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネのトリオは、圧倒的な破壊力を見せつけ、むしろコウチーニョが抜けたことで、攻撃のテンポやリズムが、より改善されたのではないかとさえ思えるほどでした。
さらに、昨シーズンと比較したとき、ラインを下げて守備に人数をかけてくる下位チームとの対戦においても、改善は見えてきたと感じます。
来シーズンは、より研ぎ澄まされた戦術を構築したいですね。
間違いなく、リバプールはこの夏に補強を行うことでしょう。
今のチームをより進化させ、チーム層を厚くしたとき、来シーズンにかかる期待は膨らみます。
今回は、プレミアリーグが終了したということで、ちょっとだけ振り返りをしてみましたが、リバプールには、まだ重要な試合が残っています。
シーズンの総括は、レアル・マドリード戦を終えたときに、改めて書いてみたいと思っています。
いずれにしても、来シーズンのリバプールは、実に楽しみ。
それは、間違いないところかと思う次第です。