
各国代表戦が終了し、いよいよプレミアリーグが戻って来ます。
リバプールは、本日土曜日(日本時間では日曜日00:00)にノッティンガム・フォレストと対戦する予定であり、しっかりと見なければいけないのは、代表チームに参加していた選手達のコンディションですね。
リバプール対ノッティンガム・フォレスト――プレミアリーグ第12節:試合日程・放送予定・見どころ
アリソンは復帰の可能性が大
まず、明るいニュースから取り上げてみましょう。
ハムストリングに問題が生じ、長く離脱していた守護神のアリソンですが、ノッティンガム・フォレスト戦では復帰の可能性が高まっています。
アルネ・スロット監督が会見で明らかにしたものです。
代表戦で怪我を負った選手達
ビッグクラブは、多くの選手達を各国代表に送り出します。
この場合、最も怖れるのは代表戦で怪我をして帰って来ることですね。
その怖れていたことがリバプールに起こっています。
怪我をして帰って来たのは、フロリアン・ヴィルツとコナー・ブラッドリー。
ヴィルツは、リバプールでのパフォーマンスが向上して来ていただけに非常にもったいないことになりました。
ブラッドリーについては、今のリバプールにとって貴重な右サイドバック。
ブラッドリーが欠場になるということで、リバプールの大きな課題として右サイドバックをどうするか!?という懸案が生じました。

アリソン、ブラッドリー、ヴィルツに関するスロットの説明
アリソンはフォレスト戦でスタメン濃厚
アリソンといえば、負傷離脱が時折出てくる状況にはなっていますが、出場した際のパフォーマンスは別次元であり、まさにリバプールの守護神だと私は思っています。
そのアリソンは、9月のチャンピオンズリーグ、ガラタサライ戦で負った問題から回復しており、もし追加の問題さえ起きなければ、土曜日のアンフィールドでスタメン出場する可能性が高そうです。
スロット監督がアリソンについて述べたのは、概ね次のようなことです。
「アリソンは先週と今週のトレーニングをこなしている。今日(金曜日)もうまくいけば、明日はプレーができるだろう」

ブラッドリーとヴィルツは筋肉系のトラブル
代表チームに参加をしていたうち、ブラッドリーとヴィルツは、直近の代表戦で筋肉の負傷を負ってしまいました。
スロット監督は、ブラッドリー、ヴィルツは出場できないことをはっきりと言葉にしました。
ヴィルツは軽傷、ブラッドリーは数週間の離脱
スロット監督の説明からすると、ヴィルツについてはフォレスト戦は出場できないものの、その後には戻って来られる可能性があるそうです。
一方、ブラッドリーは少なくとも数週間は離脱する見込みだと。
ジェレミー・フリンポンも長期離脱になっている中、ブラッドリーの戦線離脱はリバプールにとって痛いですね。

右サイドバックが苦しいリバプール
チャンピオンズリーグのアイントラハト・フランクフルト戦で負傷したジェレミー・フリンポンは、いまだ離脱中です。
そこに、ブラッドリーの怪我が加わった形であり、リバプールは何らかの代替策を考えなければいけません。
私はといえば、こういう時こそジョー・ゴメスにチャンスを与えてほしい!と願っています。
しかし、スロット監督は違う選択肢を優先的に使う可能性が高そうです。
ジョー・ゴメスにチャンスは来ないのか?
本来はセンターバックが自分のポジションであるジョー・ゴメスですが、右サイドバックでもプレーができることは多くのリバプールファンが知っています。
しかし、右サイドバックを埋めるタレントということで、まずスロット監督が考えるのは、ドミニク・ソボスライのコンバートになる可能性が高いかもしれません。
スロット監督が好む人選があるものの、別の要素としてジョー・ゴメスが軽い怪我をしており、トレーニングを休んだ日があるという事実があります。
回復はしたようですが、そのゴメスをスタートから出すのはリスキーだとスロット監督が考えたとしても不思議ではありません。
実際、スロット監督は、ソボスライが右サイドバックでもやれると名前を出しています。
カーティスも右サイドバックをやっていると。
スロット監督が発言した内容の骨子は次のようなものです。
- ソボスライは、サイドバックとしてもミッドフィールダーとしても非常に良いプレーをしてきた
- カーティス・ジョーンズは、昨シーズンも右サイドバックでプレーをしている
- ジョー・ゴメスもプレーできるが、2025年を通じて90分間フル出場したのは2試合しかない
ジョー・ゴメス1人では連戦を回せない
ドム、カーティス、ジョー・ゴメスの3人であれば、最も本職に近いのはジョー・ゴメスです。
しかしスロット監督は、これまでのプレー時間が短く、ジョー・ゴメス1人だけで連戦をしのぐことは無理だと考えているようです。
その場合の選択肢としてドムとカーティスがいるということなら理解はしやすいですね。
ただ、こういう時に備えて、控え選手にもピッチの感触を味合わせておいた方がよかったと私は思うのですが。
その前提に立った場合、軽いものとはいえ、このタイミングでジョー・ゴメスに怪我の不安があったことは事実で、何やら負の連鎖が起こりそうな部分は心配ではあります。
選手個々のコンディション見極めが重要な試合

今回は、アリソン、コナー・ブラッドリー、フロリアン・ヴィルツのことを中心にお届けしました。
直近の課題は、右サイドバックをどうするか?であることは明らかです。
また、万が一怪我人が出たら相当まずいことになるのがセンターバック。
試合に勝つために強いチームを創ることがチームであり指揮官に与えられた任務ですが、それを実現するためには怪我へのリスク管理も重要ですね。
治療も大切ですが、まずは予防から。
私は、つくづくそう思うのです。
これ以上の負傷者が出ないことを祈ります。
