ビルヒル・ファン・ダイクが、リバプールでプレイをしたいとの意思を表したことで、サウサンプトン側が態度を硬化させ、違法な接触だと主張するなどの状況が発生していました。
リバプールとしては、好ましくない展開になっていると考えたのか、オフィシャル・ウェブで、事実上サウサンプトンへの謝罪とも言える声明を発しています。
リバプールがコミットメントした内容、その骨子については、次のようなものです。
■私達は、ビルヒル・ファン・ダイクの件について、どのような誤解があったとしても、サウサンプトンのオーナー、取締役会、そしてファンに陳謝します。
■私達は、サウサンプトンの立場を尊重し、プレイヤーに対する関心を終わらせたことを確認します。
文言どおりに読めば、リバプールはファン・ダイク獲得から手を引くということでしょうか。
ただ、よく読むと、「誤解があったとしても」とあり、リバプールは違法行為自体は認めていないとも解することが出来るようにも思えます。
公式声明で、リバプールがサウサンプトンに謝罪し、遺憾の意を表したことで、両クラブの関係が修復へ向かうことを望みます。
今回の謝罪により、ファン・ダイク獲得を完全に諦めるのか。
それとも、リバプールがしっかりと謝罪したことをサウサンプトンが受け入れ、フェアな形であれば、交渉のテーブルに乗ることも、今後検討するのか。
何やら、異例の展開となったことは否めません。
最終的にどうなるか?は、分かりませんが、もしリバプールがファン・ダイク獲得を断念するならば、相当額の補強資金が浮くことになります。
補強方針の大幅な変更も必須となることでしょう。
今後の動向が、注目を集めることになりそうです。
一番ベターな着地点は、サウサンプトンが、リバプールの誠意を認め、一端これまでのことは白紙としてリセットし、ニュートラルな立場で、話し合いを行うことだと愚考しますが、こればかりは、サウサンプトンの反応如何にかかってくるかと思います。
リバプール、異例の声明ですが、まったく私の私的な推測ですが、予めレッズとセインツの間で、すり合わせを行っていたとすれば、法的用語で言うところの和解へ向けてのものである可能性も、完全には否定できないようにも思えます。