リバプールファンの間では、「早く左サイドバックの補強を!」という声が高まっています。
また、次々にOB達も、同様の声をあげています。
思えば、この夏におけるリバプールの補強を考えてみると、左サイドバックがピックアップされたのは、かなり早い段階においてでした。
しかし、現実には、いまだ決まっていない。
今回は、まったくの私見ということで、この左サイドバックについて一筆書いてみたいと思います。
まず現状から整理してみると、サイドバックが不足すると言われる中、リバプールはジョン・フラナガンをローンで出し、ブラッド・スミスも放出しています。
となると、トップチームのレギュラークラスで起用可能なのは、右がナサニエル・クライン、左はアルベルト・モレノということになります。
なお、右の控えには、若手のコナー・ランドールがいますね。
クラインもランドールも、やらせれば左もこなしますが、本職でないことは確か・・・。
ある意味、リバプールの左サイドバックは、モレノ一枚というのが現状かと思います。
リバプールの左サイドバック、その補強候補として、まず名前があがってきたのが、ケルンのヨナス・ヘクター。
さらには、レスターのベン・チルウェルを狙っているのではないか!?という説も有力でした。
しかし、チリウェルはレスターと契約延長、昨日にはヘクターのケルン残留も決定しています。
そこで、私の脳裏をふとよぎるのは、ジェイムズ・ミルナーのことです。
もしかしたら・・・ユルゲン・クロップは、今シーズンに限っては、ミルナーを左サイドバックで起用しようと考えているのではないか?
そう思ってしまう瞬間があります。
ミルナーは、フットボールを熟知しているし、どのポジションでもこなせるクレバーなプレイヤーです。
しかも、安定感がある。
実際、プレシーズンマッチでのミルナーは、左サイドバックで起用されてきました。
ミルナーを本来の中盤で起用しようとした場合、もちろん出場機会はあるでしょうが、先発という意味では、その機会はかなり減少するのではないか?とも、私は思っています。
となると、ミルナーを左サイドバックのファーストチョイスにして、モレノをセカンドチョイスか?
そんなことさえ、考えてしまうことがあります。
リバプールとしては、8月の最後まで左サイドバックを探し続ける。
そう信じてはおりますが、それでも、私としてはミルナー左サイドバック起用という線も、頭から完全に取り去ることができません。
ミルナーなら、仮に左サイドバックを任されても無難にやるだろうし、精度の良いクロスもあげてくれることでしょう。
ただ、それでミルナーが納得してプレイできるか?
問題は、その部分ですね。
兎にも角にも、リバプールの左サイドバックに関しては、移籍市場の窓が閉まるまで、どうなるか?を見ていく必要がありそうです。