一時期のこと、一部のメディア界では、新シーズンのリバプールには中東などのビッグマネーが入ってくるのではないかという説が報じられました。
しかし、エコーの質問に答えたトム・ワーナーチェアマンは、「FSGがリバプールを売却することはない」と断言したそうです。
いまやプレミアリーグには、中東をはじめ、ロシアや中国などの資本が入って来ており、マネーゲームのような様相を呈しつつありますが、トム・ワーナーの発言をそのまま受けとめれば、FSGはあくまで長期的にリバプールと共に成長していきたいという考えをもっているということになります。
エコーに対して答えたトム・ワーナーの発言の骨子を端的にまとめると、概ね次のようなものになります。
(TW)
我々としては以前にも言ったことだが、私としてもう一度言うならば、クラブが売りに出されることはない。
我々に対してオファーがあったという話もあるようだが、それは宣伝のために言っているようなものだよ。
オファーをしようとしている人々がいるというのは、現実のものだとは思えないね。
このクラブが売却されることはないのだから、我々は誰とも交渉や話し合いなどもっていないよ。
仮に、誰かがクラブを買わせてくれと手紙を送ってきたとしたら、我々はゴミ箱に捨ててしまうことだろう。
我々が、これからの将来を共にやっていく気持ちがなかったならば、ユルゲン・クロップとの長期契約だって結べないだろう!
トム・ワーナーが、かなり明確に売却を否定したことで、メディアの雑音を消してしまいたいという意図も見え隠れしますね。
いずれにしても、クラブの経営が安定し、プレイヤーが安心してピッチで活躍できる環境を整えてもらえれば、それが一番。
そしていつかは、しかも近い将来には、リバプールが王者として君臨する時を呼び寄せてほしいと、心から願っています。