パリの夜、チャンピオンズリーグ準々決勝のファーストレグに臨んだリバプール。
2-0のスコアでPSGに敗れるという結果になりました。
まず、冒頭に私が受けた感覚的なものを書かせていただければ、負けたという試合結果以上に、リバプールとしてこの戦いは本当に良かったのか?という考えが脳裏に浮かびます。
戦術としてはありかもしれないが
キックオフ時からディフェンスを重くしたリバプール。
誤解がないように先に申し上げると、私はこのやり方が間違っていたと言っているのではありません。
ただ、率直なところ、これが私達のリバプールかと感じたことも事実だったのです。
それでも、私には選手達を責める資格はないし、指示、オーダーに従ってハードワークをしていたと思います。
トップに抜け出せる選手が欲しかった
ディフェンスラインは、ほぼ5バックという陣形でしたね。
多く見られたのは、5-2-3的な形でした。
前線では、ドミニク・ソボスライがセンターにポジションを取る時間もあり、左にウーゴ・エキティケ、右にフロリアン・ヴィルツという絵図もありました。
右に関しては、ジェレミー・フリンポンがいましたので、その点ヴィルツは旧知の連携でコンビネーションを使うこともできた。
しかし、ディフェンスに重心を置いているリバプールに必要だったのは一発のカウンターだったと私は思います。
その時、相手ディフェンダーと駆け引きをして、背後に抜け出る選手が欲しかった。
リバプールで抜け出しが上手い選手は誰か?
多くニュースが取り上げていたのは、モハメド・サラーをベンチスタートとし、結果的に出番がなかったこと。
今シーズンにおけるモーのコンディションを考えたとき、それが間違っていたとは言いません。
ただ、コンディションが上がっていないとは言っても、裏に抜け出すプレーをサラーは得意としており、この動きに関してはコンディションとは関係なく、今までもやれていたと思うのです。
サラーを入れるとディフェンスが不安という声があることも承知しています。
一方、あれだけ守備に人数をかけるなら、サラー1人をトップに残す考えがあってもよかったかな?と。

セカンドレグのアンフィールドに重きを置き過ぎたか
PSG対リバプールのファーストレグを見ると、「負けないように戦っている」という印象が強いものがありました。
これは、セカンドレグをアンフィールドで戦えるからだと思います。
しかし、今シーズンのリバプールは、決してアンフィールドで華やかな結果を残してはおらず、昨シーズンのPSG戦ではアンフィールドで敗れています。
実際2点差をひっくり返すことはアンフィールドであれば可能だと思います。
それでも、閉塞感が漂う中で、アンフィールドのアドバンテージをどこまで発揮できるか?
それは、PSGとの対戦ということでいえば未知数のように感じます。
過度なリスペクトは捨て去ろう
フットボールにおいて、対戦相手をリスペクトすることは美徳です。
しかし、それも過度になれば弱さに繋がる。
ピッチに立てば、11対11同士の戦いです!
PSGのフットボールを模範にするよりも、これがリバプールだ!というファイトを見せてほしい。
それは、おそらく私の願望でしかないのですが。
ショッツ・オン・ターゲットがゼロという現実
ディフェンス重視のリバプールでしたので、ある程度攻撃の厚みは犠牲にしたと思うのですが、鋭いカウンターも発動できないとなれば、ショッツ・オン・ターゲットがゼロだったという現実が、この試合を雄弁に語っているような気がします。
78分の段階でリバプールは、4枚代えを行いましたが、一気に4枚を入れ替えても状況を変えることはできなかった。
あえて言いたいのは、もうファーストレグのことは忘れて、あまり考え過ぎず、とにかく自分達らしいプレーをする!
セカンドレグでは、それに徹してほしいというのが私の願いです。
ファイトして!走って!
選手達が全力を尽くして実感を持てての負けであれば、それでも私は拍手を送るつもりです。
