先ほど、チャンピオンズリーグ準決勝のセカンドレグ、ビジャレアル対リバプール戦が終了しました。
ファーストハーフとセカンドハーフ、それぞれにまったく異なる試合展開となった感がいたします。
結果的に、セカンドレグで勝利を飾ったのはリバプールで、2-3のスコアでした。
アグリゲートスコアは2-5となり、リバプールがチャンピオンズリーグ決勝進出です!
まずはじめに、この試合の得点経過をまとめておきたいと思います。
▲3分:失点
▲41分:失点
■62分:ファビーニョ
■67分:ルイス・ディアス
■74分:サディオ・マネ
ファーストレグで、2点のビハインドを背負っていたビジャレアルは、ファーストハーフで勇気を持って戦って来ました。
率直に言えば、ファーストハーフに関しては、リバプールらしさが出ていないなという印象もあり。
このファーストハーフのうちに、リバプールは2失点。
この時点で、2試合合計2-2と並ばれてしまい、セカンドハーフには何らかの手を打つ必要がありました。
私は、ディオゴ・ジョタに代えてルイス・ディアス、あるいはナビ・ケイタに代えてジョーダン・ヘンダーソンをセカンドハーフ冒頭から投入してくるのではないか?と考えていました。
ユルゲン・クロップ監督が動いたのは、ディオゴ・ジョタを下げて、セカンドハーフの頭からルイス・ディアスを投入することでした。
このルイス・ディアスが、大きなアクセントとなり、試合はリバプールペースになって行きます。
まるで、ファーストハーフとは別人のようなチームになりました。
ルイス・ディアスが躍動することで、リバプールの攻撃も活性化し、俄然動きがよくなりましたね。
これだけの違いをつくれるタレントであるということ。
ルイス・ディアスは、もうレギュラーのポジションを取ったと言ってもいいかもしれません。
リバプールの得点について触れると、62分に生まれたファビーニョのゴールは、リバプールがボールを保持し、テンポよく回しながら崩したものでした。
最後は、モハメド・サラーがボールを持ち、上がっていたファビーニョにパス。
ボールを受けたファビーニョは、右足を振り切り、ゴールキーパーの股間を抜くシュートを決めています。
セカンドレグでの同点ゴールとなったルイス・ディアスのゴールは、トレント・アレクサンダー=アーノルドのクロスがアシストとなっています。
右ワイドからトレントがクロスを供給するのですが、このときトレントは、左足でキックをしています。
左足で蹴ってもボールはピンポイントでルイス・ディアスへ!
ルイス・ディアスは、気持ちのこもったヘッドでゴールに押し込んでいます。
さらにリバプールは、追い打ちをかけます。
サディオ・マネが、この試合での決勝ゴール!
これは、自陣から出た縦パスをサディオがおさめ、相手ゴールキーパー、センターバックを次々にかわして、無人のゴールに左足で流し込んだものでした。
飛び出しの妙も素晴らしかったし、落ち着いた状況判断が光ったサディオのプレイでした。
私が、強く感じたのは、リバプールの気持ちの強さでした。
ファーストハーフで、あれだけ厳しい戦況になっても、セカンドハーフには別物のチームになっていた。
改善力の凄さを見せつけてくれた気がします。
ファーストハーフだけを観れば厳しい試合でしたが、90分を通じて見ればリバプールの完勝。
2戦2勝で決勝進出です!
マンチェスター・シティが来ても、レアル・マドリードが来ても勝利するのみ!ですね。
なお、リバプールはこの試合で5枚の交代カードを切っています。
それをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■46分:ディオゴ・ジョタ→ルイス・ディアス
■79分:ナビ・ケイタ→ジョーダン・ヘンダーソン
■79分:アンディ・ロバートソン→コスタス・ツィミカス
■79分:チアゴ→カーティス・ジョーンズ
■84分:ファビーニョ→ジェイムズ・ミルナー