1月の移籍市場では、補強を行わなかったリバプール。
より強いチーム、絶対的なチーム力を得るためには、間違いなく今夏には数人の補強に動くだろうと思います。
いくつかのポジションにてこ入れはするでしょうが、私としては、ストライカーの補強は必須ではないかと考えるようになりました。
今のリバプールは、ロベルト・フィルミーノにかかる負担が重すぎる感があるからです。
ロベルト・フィルミーノは、本当によくやってくれているし、試合出場数が多く、プレイ時間も長い。
このボビーに疲労がたまったとき、あるいは今回のように怪我を負ってしまったとき、リバプールの決定力が落ちることは、悲しいかな事実だと思うのです。
ロベルト・フィルミーノが出場できないときには、モハメド・サラーがトップを務めたり、最近であればサディオ・マネをセントラルで起用したりもしています。
しかし、やはりロベルト・フィルミーノがいない場合、どうしても得点力という意味では落ちるし、本来のリバプールが持っている攻撃力が発揮できない部分もあると思います。
ストライカーという意味では、ダニエル・スタリッジとディボック・オリギがいますが、ロベルト・フィルミーノがいるときと比べてしまうと、チームのプランも変化するし、リバプール自慢の流動性であったり、前線からのプレスという部分で、どうしても違うチームになってしまう。
また、ダニエル・スタリッジ、ディボック・オリギ共に、今シーズンをもってリバプールとの契約は満了となり、その期間を更新するか?と、問われれば、疑問符がつくのも事実です。
いまだ、契約更新の兆しは見えていません。
となると、ボビーが何らかの事情でお休みをするとき、リバプールのストライカーには不安が残る。
残念ながら、そう言わざるを得ません。
そういったことを考えると、強力な決定力を持ったストライカーをこの夏に補強する必要性があるのではないか?
特に、最近になって、私はそう考えるようになりました。
新しいストライカーを獲得したとしても、ボビーとの共存は勿論可能だとも思います。
ご存知のとおり、ボビーはストライカー以外のポジションでも高いクオリティーを発揮してくれますからね。
今シーズンのリバプールは、間違いなく、チーム力を全体的に向上させました。
ただ、あと一歩完全にライバルを引き離せないのは、ロベルト・フィルミーノのコンディションが万全ではないときの攻撃力、決定力に課題があると思うのです。
最近は、思うような結果が出ないこともあるリバプールですが、それでもクリーンシートは連続して達成している。
本来におけるリバプールの攻撃力をもってすれば、クリーンシートで抑えたならば、勝利の確率は非常に高いはず。
その状況で勝ちきれない試合が出ているということは、やはり一考する余地があるだろうと。
これは、あくまで私の私感ですが、この夏リバプールはストライカーの獲得に動く。
そう思っているし、そうしてほしいと期待します。
若手としては、ライアン・ブリュースターがいるし、大いに期待をしていますが、プレミアリーグで独走し、ヨーロッパの舞台で着実に勝利を重ねるためには、まだ経験と実績が足りていません。
将来へ向けての原石であることは言うまでもありませんが。
ロベルト・フィルミーノの負担軽減のためにも、またロベルト・フィルミーノが常に良いコンディションでプレイを続けるためにも、私としては、リバプールはこの夏にストライカーを補強すべきだと考えます。
それが実現するか?は、チームの考え方次第ですが、前述したように、ダニエル・スタリッジ、ディボック・オリギ共に、契約満了となり、1月にはドミニク・ソランケも放出している。
これらの状況を鑑みるに、やはりストライカーの補強が必要だと愚考します。
リバプールが、どんな動きを見せるのか。
注目してみたいと思います。