
試合を総じて
2025-26シーズンが開幕し、プレミアリーグは第3節までが終了しました。
リバプールは、ホーム、アンフィールドにアーセナルを迎えたわけですが、序盤でのビッグマッチだと言っていいでしょう。
2戦2勝同士の対戦は1-0でレッズが勝利!
この試合を振り返ってみると、ひとつの特徴としてお互いにストライカーへボールを入れるシーンが少なかったことでしょうか。
ゆえに、見る人によっては退屈なものに映ったかもしれません。
ただ、そこには非常に高い緊張感があったように私には思えます。
ストライカーにボールを入れさせない!というのは、それだけディフェンスに集中していた証拠だし、両チームともに相手の怖さが分かっていたとも言えそうです。
そんな中、ハンガリー代表キャプテンが放ったアートのような一撃がアーセナルを沈めた。
芸術的なフリーキック
0-0というスコアで試合は流れ、セカンドハーフも残り10分弱となったとき、世界を圧倒するセットプレーが生まれました。
ドミニク・ソボスライのフリーキックは、左に曲がりながら大きく落ちる軌道を描きゴールイン!
あのキックは、世界中どんなゴールキーパーでも防げなかったと思います。
実にお見事!という言葉を超越していましたね。
また、私はソボスライのフリーキックになる前の展開にも注目しました。
キャプテンのファン・ダイクが中央で縦に入れる強めのパス、それを受けたカーティス・ジョーンズが鮮やかなターンを見せ、アーセナルのファールを呼んだものだったのです。

体を張ったケルケズの奮闘!
フットボールはチームで行うものであり、誰か1人の手柄にするようなものではありません。
ただ、それでもヒーローが出るチームは強いものであり、そういった意味で、アーセナル戦でのリバプールは、ドミニク・ソボスライが圧巻のパフォーマンスでしたね。
本職ではない右サイドバックを担当しつつ、フリーキックをも決めた。
おそらくソボスライが蹴ったボールは、トレント・アレクサンダー=アーノルド以上だったように私には思えます。
もう1人、私がどうしてもあげたい名前があります。
それはミロシュ・ケルケズ。
アーセナル戦でのケルケズは、まさに体を張っていた。
アーセナルが仕掛けて来る右ワイドからの攻撃に対し、ケルケズは90分間集中を切らさず、完封したと言えそうです。
あの奮闘ぶりを見るに、リバプールは良い選手を獲得したな!と、改めて実感した私です。

プレミアリーグ首位に立ったリバプール
まだ、第3節を終わったばかりですので、はしゃぐことはできませんが、それでもリーグテーブルのトップに立つ!というのはよいものですね。
第3節を終えて3勝なのはリバプールのみとなっています。
マンチェスター・シティが開幕から苦しんでいる中、貪欲に勝ち点を積み上げて行きたいですね!
昨シーズンのリバプールは、首位に立ってからの強さが際立っていました。
今シーズンはどうなるか?

新戦力が多いがゆえに~これからのチーム力向上
今年の夏、リバプールは精力的な補強を行い、レギュラークラスのタレントを多く連れて来ました。
普通に考えれば、新しいチーム、新しいリーグに馴染むには時間が必要です。
ただ、移籍金が高いとどうしてもプレッシャーはかかる。
そこを上手くコントロールして、チームを熟成していきたいですね。
新戦力がフィットしてくれば、よりチーム力は向上すること間違いなし。
模索する時期でありながら結果を出す。
それはある意味、理想の形だと言えそうだし、リバプールにとって大きかったのは、今シーズンは複数失点が続いていた中、クリーンシートを達成したことです。
私はあえて言いたいと思います。
リバプールは、これからのチームなのだ!と。