先ほど、フレンドリーマッチとして行われたリバプール対ブラックプール戦が終了しました。
リバプールは、ファーストハーフに2失点を喫しビハインドとなりますが、その後結果的に7ゴールを決め、7-2のスコアで勝利しています。
若手も躍動していたし、ポジティブな面も見られた試合だったと思います。
▲33分:失点
■43分:ジョエル・マティプ
■52分:サディオ・マネ
■54分:ロベルト・フィルミーノ
■69分:ハーヴェイ・エリオット
■72分:南野拓実
■85分:ディボック・オリギ
■88分:セップ・ファン・デン・ベルグ
リバプールの1点目、ジョエル・マティプのゴールは、右コーナーキックから始まります。
南野拓実がショートコーナーを使い、ジェイムズ・ミルナーへ。
ミリーが入れたクロスをマティプが高い打点のヘッドで決めています。
同点ゴールとなったサディオ・マネのゴールですが、セップ・ファン・デン・ベルグが、ふわりとした浮き球をボックス内へ供給。
南野拓実が、ターンをしてシュートを狙いに行く一連の動きの中で、ボールはサディオの元へ。
ゴールめがけて蹴ったサディオのシュートは、ゴールキーパー、ゴールバーに弾かれつつも、さらにサディオが蹴り込んでいます。
リバプールの3点目、ロベルト・フィルミーノのゴールは、キ=ヤナ・フーバーがボックス内でマイナスのクロス。
南野拓実がシュートを狙いに行き、そのボールをボビーがヒールで引っ掛けて、鮮やかなゴールとなっています。
ゴールラッシュが止まらなくなったリバプールは、途中出場のハーヴェイ・エリオットもゴール。
ミリーがディボック・オリギにパス、オリギは角度をつけつつ縦にスルーパスを送り、エリオットが左足で綺麗に決めています。
さらに、南野拓実にもゴールが来ます。
カーティス・ジョーンズのスルーパスを受けたボビーが折り返し、南野拓実が押し込んだもの。
85分には、オリギにもゴールが生まれます。
右に開いていたカーティス・ジョーンズが、グラウンダーのクロスを供給し、オリギが左足で蹴り込んでいます。
さらに、若手センターバック、セップ・ファン・デン・ベルグにもゴールが来ました。
これも、ミリーと南野拓実のショートコーナーからのもので、ナビ・ケイタが球足の長いクロスをボックス内へ。
ハーヴェイ・エリオットが、ダイレクトで折り返し、セップ・ファン・デン・ベルグが右足で押し込んでいます。
失点をしたシーンについても触れておきますと、まず先制ゴールを奪われたのは、ビリー・クメティオがボールを奪われ、一気にゴール前まで走られたもの。
特に、プレッシャーが強かったわけではなく、クメティオのミスだと言っていいと思いますが、若さが出たとも言えるし、良い勉強になったと思います。
少しでも集中を途切れさせれば、相手は詰めて来る。
そのことを実戦で学んだことでしょう。
ただ、クメティオは、良いキックを放っていたと思います。
パススピードがあるし、ボールの質もよし。
これからに期待ですね。
リバプールの2失点目は、アリソンがタックルで止めに行ったところをファールの判定。
ぎりぎりボックス内だったとのジャッジであり、PKを献上したものです。
今日のアリソンは、ちょっと気の毒ではありました。
私が試合中に思っていたのは、2失点は仕方ない。
リバプールには、ファン・ダイク達がいますからね。
ゴールを沢山決めること。
決定力を向上させたいということでした。
リバプールは、2点のビハインドから反発力を見せてくれたし、いい試合だったと思います。
右サイドバックを努めたキ=ヤナ・フーバーも悪くなかったと思うし、ネコ・ウィリアムズといい意味で競い合うだけのパフォーマンスを見せてくれたのではないでしょうか。
また、途中出場でしたが、やはりカーティス・ジョーンズは上手い。
ボールタッチといい、気の利いた動きといい、おそらくファーストチームに定着するのではないかと思います。
リバプールが完全に試合の主導権を握ったのは、ハーフタイム明けの3枚代えからでした。
以下、リバプールの選手交代についてもまとめておきます。
■46分:ファビーニョ → カーティス・ジョーンズ
■46分:ジョエル・マティプ → ナット・フィリップス
■62分:サディオ・マネ → ディボック・オリギ
■62分:モハメド・サラー → ハーヴェイ・エリオット
■62分:アリソン → アドリアン
ディフェンス面に関しては、いつものメンバー、主力がいなかったし、大切なのはゴールを決める感覚を得ておくことだと私は思っていましたので、7ゴールは嬉しく思います。
ブラックプールもファーストハーフでのプレイは見事でした。
いいチームだったと思います。
これでリバプールは、リーズとの開幕戦へと向かいます。
今後まだ調整することもあるでしょうが、勢いに乗って行きたいですね。