先ほど、アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第34節、リバプール対エバートン戦が終了しました。
試合は、2-0のクリーンシートでリバプールが勝利を飾っています。
ポゼッション等々を含め、得点数以上に差のあった試合であり、内容やプレイ面の質にも大きな違いがありましたが、タフな試合ではあり、大きな勝ち点3だと思います。
ファーストハーフから荒れ模様の様相を呈したこの試合。
0-0でハーフタイムに入りますが、試合はセカンドハーフに動きます。
きっかけは、60分の段階での2枚代えにあったと思います。
得点経過を書きますと、次のとおりとなります。
■62分:アンディ・ロバートソン
■85分:ディボック・オリギ
途中出場のディボック・オリギが、2ゴールともに絡む活躍。
私は、ディボック・オリギのことについて、よく『エバートンキラー』と書きますが、ウオーミングアップをしている段階からディボック・オリギのチャントが歌われていたことが印象的でした。
さて、先制点となったロボのゴールですが、ジョエル・マティプが起点でした。
ジョエル・マティプからモハメド・サラーにボールが入り、モーはボックス内に入っていたディボック・オリギにパス。
ディボック・オリギは、相手を背負ってポストの役割を果たし、ボールをモーへ戻します。
そのボールをモーが浮かしてクロス、ロボが執念のヘッドで押し込んでいます。
リバプールの2点目は、迫力のあるゴールでした。
左コーナーキックをロボが蹴り、そのボールは流れますが、ジョーダン・ヘンダーソンがクロス。
そこに反応したルイス・ディアスがバイシクルでシュート!
バウンドしたところをディボック・オリギがヘッドで相手ゴールに叩き込んでいます。
ディボック・オリギ、渾身のヘッダーでした。
ファーストハーフを見ていたところでは、今日はトレント・アレクサンダー=アーノルドの出来映えが、普段の彼ほどの精度なり、迫力のあるキックがなかったように感じました。
しかし、セカンドハーフになると、効果的なキックが出て来ましたね。
左サイドバックのロボは、ゴールも決めたし、ディフェンス面でも相手のシュートをクリアする大きな仕事をしています。
それにしてもディボック・オリギ。
やはり、何かを持っていますね。
ビッグマッチや重要な試合で決めきる力。
本当に、この夏リバプールを去ってしまうのか・・・。
それは、彼自身の将来を考えて決めることですが、今日は最高の気分であるに違いありません。
個人的には、ルイス・ディアスのトリッキーなトラップが壺でした。
周囲に相手がおらず、余裕があるときならば、トリッキーなトラップをするプレイヤーもいますが、ルイス・ディアスの場合には、まったく違いますから、本当に凄いタレントです。
前へ!という意欲も素晴らしい。
今日は、選手交代の妙も当たった試合でした。
リバプールですが、勝利のきっかけとなった60分の2枚代えを含めて、3人の交代枠を使っています。
それをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■60分:サディオ・マネ→ルイス・ディアス
■60分:ナビ・ケイタ→ディボック・オリギ
■82分:ディオゴ・ジョタ→ジョーダン・ヘンダーソン
それにしても、エバートンは、何をしにアンフィールドへ来たのでしょうか・・・。
ちょっと理解に苦しみます。
ただ、試合最終盤で、アリソンが見せてくれたパフォーマンスによって、私もついつい笑ってしまいました。
ピックフォードの態度を真面目な顔をして茶化したアリソン。
やはり、ワールドクラスのゴールキーパーです。