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リバプール対サウサンプトン戦の結果と感想(カラバオカップ3回戦)劇場型勝利続くレッズ

先ほど、アンフィールドで開催されたカラバオカップ3回戦、リバプール対サウサンプトン戦が終了しました。
下部リーグ相手の試合であっても一発勝負のカップ戦では何が起こるか分かりません。
大きくメンバーを入れ替えたリバプールは、今日もまた試合終盤に決定弾が生まれる展開に。

試合は2-1のスコアでリバプールが勝利!
カラバオカップ4回戦進出を決めています。
試合展開全体としては、リバプールが先制したものの追いつかれ。
しかし、今シーズンのリバプールよろしく、試合最終盤に決勝ゴールが生まれました。

得点経過は次のとおりです。

  • 43分:アレクサンデル・イサク
  • 76分:失点
  • 85分:ウーゴ・エキティケ

先制ゴールを決めたイサクですが、アシストはフェデリコ・キエーザ。
サウサンプトンがゴールキーパーから短く味方へ繋ごうとしたボールをキエーザが果敢に奪取しすかさず中へ!
それを落ち着き払ったイサクがしっかりと決めています。

簡単に決めたように見えるものの、イサクはコントロールしたボールをニアに蹴っており、ゴールキーパーの肩上とポストの僅かな空間を狙った精度の高いシュートでした。
この試合、イサクに良いボールが入るシーンが少なかったものの少ないチャンスを決めてしまうイサクのスキルは、やはりかなり高いと思わざるを得ません。
試合序盤でシュートに行ったシーンも見事だったし、底しれぬポテンシャルを垣間見られた試合でもありました。

イサクにとっては、リバプールでの初ゴールであり、今後乗っていけそうですね。
プレシーズンでしっかりとした準備ができていない中で、光るものを発揮できていると思います。

1点をリードしたリバプールでしたが、76分に失点を喫し1-1。
仮に同点で90分が終わった場合にはPK戦になりますが、今シーズンのリバプールは勝利をつかむ何かをもっています。
無論、ファンとすれば安心して勝利を見たいのですが。

決勝点を決めたのは、途中出場のウーゴ・エキティケでした。
85分のことで、今日もまたリバプール劇場が続き。

試合途中からセンターバックを務めていたアンディ・ロバートソンが後方からロングフィード。
そのボールをキエーザが綺麗におさめて中へ!
エキティケがしっかりと決めたものでした。


しかし、エキティケのゴールが決まった直後に違う意味での劇場がありました。

既にイエローカードを受けていたエキティケが、ゴールを歓び興奮するあまり、何とシャツを脱いでしまい。
この行為により2枚目のイエローカードが提示されレッド。
非常に残念ではありますが、それだけエキティケは気持ちが入っていたということか。

エキティケが受けたイエローカードですが、2枚とも勿体ないものでした。
1枚目は、ジャッジに不満があり、手にしたボールをぽーんと上に放ってしまった。
2枚目がセレブレーションのシャツ脱ぎ。
ここはまだ若さが出たか。

この試合で最もアピールしたのは誰か!?
私は、決勝ゴールが決まる前からキエーザだろうと思っていました。
結果的にリバプールの2点はいずれもキエーザがアシストをしたもので、私が感銘を受けたのはディフェンスにも尽力していたことです。

試合中、何度か目にしたシーンとして遠藤航とキエーザがサウサンプトンの選手を挟み込み、相手の攻撃を潰していたことが数回ありました。
まさに気迫を前面に出していたキエーザだったと。

ファンによるプレイヤー・オブ・ザ・マッチは、この後投票結果が出て来ますが、まずキエーザで間違いないと思います。
それくらいアピールしていたし、気持ちがこもった奮闘ぶりでした。

スタメンで出たメンバーのうち、今日は本来の実力を発揮できずにいたように見えたのはジェレミー・フリンポンでした。
しかし、57分にコナー・ブラッドリーが投入されポジションが一列前になってから、フリンポンの貢献度は相当あがったように思います。
ブラッドリー君も随所に良いプレーを見せていました。

カップ戦ですので、とにかく勝てばいいわけで、リバプールは結果を出しました。
そんな中、不安要素も生まれています。
スタメンでリバプールでの初出場を飾ったジョヴァンニ・レオーニが負傷。
80分前後のことでしたが、サウサンプトンが見せたライン際の攻撃をタックルで阻止したのがレオーニ。
スライディングをした際、かなり勢いがあり、滑りながらピッチ外まで出てしまいました。
このとき、何らかの問題が起きており、かなりの痛みがあったようです。
膝のようにも見えましたが、正確な情報はスロット監督の話を聞いてみたいと思います。
長引く怪我でないことを祈るばかり。

途中出場という意味では、ジェイデン・ダンズの元気さも目立っていました。
非常にアグレッシブで、プレーをしたのは短い時間ではあったものの、十分存在感を見せていたと思います。
トップチームに入って来た頃から野性味ある選手でしたので、非常に良い出来映えであり、気持ちを見せてくれました。

レオーニの心配がありますが、勝利を決め勝ち上がったリバプール。
この試合では4枚の交代枠を使っています。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。

46分:イサク→エキティケ
57分:ジョーンズ→ブラッドリー
74分:エングモア→ダンズ
81分:レオーニ→ケルケズ

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Toru Yoda

ただの埼玉の隠居です

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