
先ほど、アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第14節、リバプール対サンダーランド戦が終了しました。
ホーム、アンフィールドでどうしても勝ちたいレッズでしたが、試合は1-1のドローで終わっています。
■得点経過
67分:失点(タルビ)
81分:OG(ムキエレ)
リバプールが同点に追いついたゴールですが、これはフロリアン・ヴィルツの初得点かと思われました。
しかし、公式記録としてはオウンゴール。
確かにリフレクションはしていましたが、ヴィルツとしては残念ですね。
それでも、ゴールネットを揺らした感触は残っているはずで、ヴィルツのことですからすぐに取り返すでしょう。
■サンダーランドの固い守備
今シーズンのサンダーランドは、非常に粘り強い試合をすることが特徴ですが、今日はディフェンスの面で非常に整備され、固い守りを見せていたと思います。
一人一人のがんばりと、チームとしての守備意識、その高さには率直に敬意を表したいと思います。

アンフィールドでの必勝を期したリバプール
1点のビハインドからリバプールが追いついた形ですが、今日の舞台はアンフィールド。
この聖地で続けて敗れている状況でしたので、今日はどうしても勝ちたかったですね。
実際、選手達は勝つという強い気持ちを持っていたと思うし、リバプールが放ったシュート数は23本に及んでおり、これはサンダーランドの9本を大きく上回りました。
ただ、これだけシュート数に差がついてもショッツ・オン・ターゲットではリバプールは4本、一方サンダーランドは6本でした。
ここは、まだまだ改善の余地が残っていると思います。
リードされてからのアンフィールドの空気
アンフィールドに足を運んだKOP。
聖地でよくない結果が続いており、その中でリードをされたのですから、雰囲気が沈んだとしてもおかしくない。
しかしアンフィールドは、むしろリードされてからの後押しがすごかった。
これは非常に印象的でした。
この声援におされてセカンドハーフの後半からリバプールは猛攻撃を仕掛ける姿には胸を打たれました。

ヴィルツが見せたスキルの高さと気迫
81分の同点ゴールはオウンゴールになったとお知らせしました。
記録はともかく、ここでの一連の流れは迫力がありました。
サンダーランドのクリアボールをひろったカーティス・ジョーンズが前へ!
ボールを受けたヴィルツは、高いスキルを見せスラロームのように相手ボックス内でドリブルを刊行!
左足でフィニッシュしたもので、確かな手応えが残ったはずです。
今日はオウンゴールになりましたが、近いうちに文句なしのゴールをヴィルツは決める!
私は、そう確信しています。
チームを救ったキエーザ
試合終盤、押せ押せになっているリバプールは、いわゆるスクランブル状態になっており、ファン・ダイクを前線に残していました。
どうしても勝ち点3が必要な試合であれば当然だったかもしれません。
その状態でロングカウンターを受けたリバプール。
ゴールキーパーのアリソンが1対1の状況になったものの、今日はシュートまでいかれました。
しかし、走ってカバーに戻っていたフェデリコ・キエーザがクリア。
ディフェンス面でのキエーザの貢献でしたが、これは値千金だと思います。

厳しい状況が継続するホームゲーム
今日の試合でのリバプールは、戦っていたと思います。
しかし、負けはしなかったものの勝利でもなかった。
アンフィールドといえば、勝利すべき場所であり、今後のことを考えると安心はできませんね。
特に今日は、ウェストハム戦から中2日という状況の中で、ほぼ同一のメンバーで試合をしており、これは確実に勝ち点3を取りたいというスロット監督の意思が表れていたものでした。
今のリバプールに必要なのは勝ち点3。
それでも、とりわけ試合終盤はアグレッシブに戦えましたから、チームメイト同士でも気持ちを高め合い、強いメンタリティーをもって次の試合に臨んでほしいですね。
なお、この試合でリバプールは5人の交代枠を使っています。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
46分:ガクポ→サラー
65分:ゴメス→ジョーンズ
74分:マクアリスター→エキティケ
86分:ロバートソン→ケルケズ
86分:イサク→キエーザ
2試合連続のベンチとなったモーは、セカンドハーフ冒頭から登場。
私には、気持ちの入ったプレーをしていると映りました。
そもそも実力者ですから、必ず巻き返して来ることでしょう。
