現地時間火曜日には、リバプールのプレシーズンマッチ初戦、ヴァッカー・インスブルック戦、シュトゥットガルト戦が行われました。
まだ調整段階だし、それぞれのプレイヤーでコンディションの上がり方に違いがある中ですが、それはそれで、久しぶりにリバプールの試合を観ることが出来て楽しかったな!という思いがあります。
今回は、ヴァッカー・インスブルック戦、シュトゥットガルト戦、それぞれについて、感じたことを書いてみたいと思います。
まず、試合結果から書いてしまうと1-1のドローでした。
30分間での試合ですので、勝敗というよりも、個々のプレイヤーの仕上がり具合や連携の確認という視点で観戦をしてみました。
また、私なりには、特に南野拓実の動きを中心に30分間の試合を観てみました。
この試合でキャプテンを務めたのはトレント・アレクサンダー=アーノルド。
キックオフ後、5分の時間帯で、リバプールはPKを獲得します。
それをディボック・オリギがコースを狙い、落ち着いて決めたことにより、リバプールが先制。
しかし、17分の時間帯に失点を喫し、結果的にドローで終わっています。
失点シーンは、リバプールのボックスを左右に振られて、ヘッドで決められたものでした。
さて、タキのことですが、試合を通じて、積極的にプレスに行っていたと思います。
また、相手のパスコースを消しに行く動きも目立っていたし、そこは評価されたのではないでしょうか。
ただ、残念なことに、タキがシュートへ持ち込めるようなパスは出て来ませんでした。
さすがに、技術はしっかりしているところを見せてくれたし、次の試合に期待ですね。
こちらの試合の方が、ヴァッカー・インスブルックとの試合よりも、全体のテンポが速かったように感じました。
イブラヒマ・コナテにとっては、リバプールでのデビュー戦。
この試合もスコアは1-1のドローです。
試合の立ち上がり早々、リバプールはカウンターを仕掛け、左から上がったアレックス・オックスレイド=チェンバレンが、中央へ丁寧に折り返し。
モハメド・サラーに決定機が訪れましたが、ゴールならず。
このチャンスを逃した直後、6分には失点を喫したリバプール。
今度は、追いかける展開となりました。
リバプールが同点に追いついたのは21分のことで、深いエリアからジェイムズ・ミルナーが、相手ボックス内左へフィード。
ミリーからのボールをコスタス・ツィミカスがダイレクトで中へ折り返し、ゴール前に詰めていたサディオ・マネが押し込んでいます。
他の場面でもそうでしたが、サディオの場合は、常に相手ゴール前まで走り込む姿勢がいいですね。
元気な様子を見ることが出来ました。
また、私はハーヴェイ・エリオットが良かったと感じました。
ウィングというよりも、インサイドハーフの役割だったと思いますが、重心の低いドリブルは見ていて楽しいし、ドリブルをしながら前へ!と出すパスが、非常に優しいもの。
まるで、ゴルフのグリーンでパターを転がしているような丁寧なものだったし、これだと受け手のプレイヤーも助かるでしょうね。
デビュー戦となったイブラヒマ・コナテについては、私がまず感じたのは、センターバックとしての基本が身についているプレイヤーだということです。
ゴールキーパーにボールを戻す際には、リスクのないキックを心がけていたし、誰かがゴールキーパーにボールを戻した際には、すぐに右ワイドに開いたポジションへと走り、ゴールキーパーの逃げ道を確保していました。
さらに、あまりそういうシーンはありませんでしたが、瞬時に見せるスピードは、かなり速そうだ!という印象を受けました。
コナテは、まだまだ余裕があったと思うし、エリオットもかなり成長している。
エリオットの場合には、シンプルなプレイも出来るようになっていたし、スピードは上がっていたように感じます。
これからが、とても楽しみです。
また、負傷の怖さがあるナビ・ケイタですが、今日は元気にプレイをしていたし、戦っていました。
ナビ・ケイタが覚醒してくれれば、リバプールの中盤問題も、かなり解決に向かいます。
まだ、プレシーズンマッチは続くし、ぜひアピールしてほしいですね。