
まず、皆さんにお礼を申し上げます。
これまで使用していたサーバーが限界を超えてしまい、約一週間をかけて他社の新規サーバーへの移転作業を行っていました。
これが完了し、また書くことができますので、これからもよろしくお願いいたします。
■アンフィールドはディオゴ・ジョタに祈りを捧げた
プレミアリーグ第18節では、アンフィールドでのリバプール対ウルブス戦。
リバプールとウルブスといえば、いずれもディオゴ・ジョタが所属し、おおいに活躍をしたチームでした。
必然、選手達にとってもファンにとっても特別なものに。
アンフィールドの空気は、どれほどジョタが愛されていたかを知るに十分でした。
■試合結果
ジョタが天から見守る中、リバプールとウルブスの対戦は2-1のスコアでリバプールが勝利!
ファーストハーフのうちに2点をリードしたリバプールが、セカンドハーフで1点を返されたものの勝ち切った試合でした。
この日は、ことさらにアンフィールドの雰囲気が素晴らしかったですね。

■ヴィルツがリバプールでの初ゴール!
2-1での勝利を飾ったリバプール、うち1点はフロリアン・ヴィルツが決めたものでした。
若き天才にとって、リバプールでの初ゴール!
ヴィルツの歓びは想像に難くないし、ヴィルツを祝福するチームメイトの笑顔が最高でしたね。
■得点経過
- ■41分:ライアン・フラーフェンベルフ
- ■42分:フロリアン・ヴィルツ
- ▲52分:失点
■各ゴールの振り返り
リバプールに先制点をもたらしたのはフラーフェンベルフでした。
41分のことで、右足のインサイドキックでコースを狙い、ゴール右隅に決めたものでした。
フィニッシュに至る展開は、まず、ファン・ダイクが右前方にフィード、ボールを受けたフェデリコ・キエーザがジェレミー・フリンポンへと繋ぎます。
フリンポンは、自慢のスピードを生かして勝負に!
ドリブルで縦に攻め、2人の相手ディフェンダーを振り切って、深いマイナスのパス!
これをフラーフェンベルフが、しっかりと決めたものでした。
ゴールも素晴らしかったですし、その直後、フラーフェンベルフがジョタのセレブレーションを行ったことが感動を誘いました。

フラーフェンベルフが決めた僅か1分後、今度はフロリアン・ヴィルツが決めてみせます。
ヴィルツにとって、リバプールでの初ゴール!
チーム全体で歓ぶ姿が、良い時のリバプールに近づいて来たと感じた私でした。
ヴィルツが決めたゴールをお膳立てしたのはウーゴ・エキティケで、ドリブルで中へと入って行き、完璧なスルーパス!
ヴィルツも文句のつけようのないファーストタッチで、ボールを自分のものとし、フィニッシュ時にはゴールキーパーとの1対1に持ち込み、非常に落ち着いて決めたものです。
ヴィルツのゴールもブラボーだったし、エキティケのアシストもアートのようでした。

■セットプレー攻守両面での改善を急ぎたいリバプール
2-0とリードして折り返したリバプールでしたが、52分にはウルブスに1点を返されています。
これは、左からのコーナーキックが起点となっており、ゴール前のリバプールは、少し混乱気味に感じました。
今シーズンのリバプールは、特にコーナーキックが上手くいっておらず、コーナーキックからのゴールが少ない上に、コーナーキックからの失点が多い。
今後、より上位を目指すためには、コーナーキック時の対応を整理し、改善することが急務だと私は思います。
■ソボスライ不在での勝ち点3は大きい
今シーズンのリバプールは、ドミニク・ソボスライに頼るところが多かった。
それはおそらく、リバプールファンにとって衆目の一致するところだと思います。
そのソボスライが、ウルブス戦では出場停止。
どんなポジションでも嫌な顔もせずこなしてきたソボスライ、運動量も抜群ですから攻守両面でリバプールは痛かったと思うのですが、ソボスライがいない中で勝ち切れたことは、率直に光明だったと思います。
そもそも、今シーズンのソボスライはオーバーワークだったと思いますので、彼を休ませるという意味でも大きな勝ち点3でした。

■後半、流れを押し返したブラッドリーの投入
アウェイのウルブスが1点を返したわけですが、セカンドハーフのウルブスは、かなり圧力をかけて来ていたと思います。
リバプールにとっては辛抱の時間でもあったわけですが、歓迎できない流れの中で、何らかの手を打つ必要があった。
そこで、61分の段階でピッチに投入されたのがコナー・ブラッドリー!
フェデリコ・キエーザに代えてのもので、ブラッドリーが右サイドバックに入り、ジェレミー・フリンポンは高い位置へ!
フリンポンの攻撃力は、かなり見応えがあったし、ディフェンス面ではブラッドリーの方が厳しく行けますから、この交代は意味あるものになったと思います。
■リバプールの窮地を救ったブラッドリー
試合残り時間はわずかとなり、リバプールとすれば2-1で逃げ切るパターンも脳裏にあったことでしょう。
そんな中、86分のこと、リバプールに大きなピンチが訪れます。
スピードに乗った攻撃を仕掛けたウルブスが、あわやアリソンと1対1になるか!というシーンができてしまいました。
その瞬間、全力で戻り、タックルを仕掛けたのがブラッドリー!
まさに、リバプールを救ったワンプレーであり、勝利における影の功労者だったと私は思います。
■ジョタの愛する家族、その姿に涙する
冒頭で述べたように、リバプールとウルブスといえば、ディオゴ・ジョタです。
この日は、ジョタのご家族がアンフィールドにみえており、子ども達の姿を見るに、涙腺が決壊。
子ども達に優しく接する両チームの選手達の心にもあたたかいものを感じました。
■リバプールが切った3枚の交代カード

今回の試合は、久しぶりに一週間のインターバルを取ることができました。
そんな中、スロット監督は3枚の交代カードを切っています。
- 61分:キエーザ→ブラッドリー
- 85分:エキティケ→ガクポ
- 90+2分:ヴィルツ→ニョニ
■負傷者の回復と怪我の予防が今後の鍵
戦術とか、重要なものがありますが、それを生かすも選手が揃っていることだと思います。
今、リバプールの負傷者は少ないとは言えません。
その回復を期したいし、怪我を予防する手立ても取っていきたいですね。
日頃からのメディカル管理が重要性を増してくるでしょうし、あとは選手のやり繰りが大切だと私は思います。
選手達には、元気な状態でピッチに立ってほしい!
だからこそ、出ずっぱりとか、ずっとピッチに立たないとか、そういうことを工夫により改善してほしいと希望したい自分がいます。
いずれにしても、勝ち点を取れるようになってきているのは事実ですから、より改善を図って、チーム状態を押し上げたいですね。
