先ほど、アンフィールドで行われたプレミアリーグ第32節、リバプール対ウェストハム戦が終了しました。
決して簡単な試合ではありませんでしたが、2-1のスコアでリバプールが勝利。
勝ち点3をゲットし、2位のアーセナルとは13ポイントの差を付けることに成功しています。
比較的早い段階で先制点を奪ったリバプールでしたが、なかなか2点目が決まらず、そうこうしているうちに終盤には同点に追いつかれ。
あまり良い形での失点ではなかったわけですが、すぐさまキャプテンが奪い返し、リバプールが勝利を飾ったものです。
得点経過については、次のとおりです。
■18分:ルイス・ディアス
▲86分:失点(OG)
■89分:ファン・ダイク
先制点となったルイス・ディアスのゴールは、最終ラインからの展開によるものでした。
アリソンがイブラヒマ・コナテにボールを出し、コナテは縦にロングフィード。
ライン際で一瞬の駆け引きに勝ったモハメド・サラーが、そのまま右ワイドで抜け出し絶妙なクロス。
ボックス内には、ディオゴ・ジョタとルイス・ディアスが走り込んでおり、決めたのは外側から入って来たルイス・ディアスでした。
サラーのクロスは、アウトサイドのキックによるもので、素敵なカーブをかけたボールだったと思います。
しかしリバプールは、86分の段階で同点に追いつかれます。
ゴール前でファン・ダイクとアンディ・ロバートソンがクリアに行ったものの難しい処理となり記録としてはロボのオウンゴールになっています。
90分を前にして追いつかれたリバプールでしたが、ここはアンフィールド。
89分にコーナーキックからファン・ダイクがヘッドで決め切っています。
右からのコーナーを蹴ったのはアレクシス・マクアリスターで、ある意味マッカのキックが今日のポイントになったようにも思います。
リバプールの攻撃面での課題としては、今シーズンはセットプレイからの得点が少ないというものがありました。
それでも、マッカが蹴るキックには可能性を感じていた私でもあります。
あそこで決めるキャプテンもさすがですね。
シーズンが最終盤となり、優勝というものが具体的に見えて来ると、時に苦しむケースがあります。
そこを突破した先に栄冠があるわけで、苦しみながらも勝って行くことが大切ですね。
今日の試合で勝利した背景には、アリソンの好セーブもあったと私は思います。
アリソンにとっては復帰戦となったわけですが、相変わらずの守護神ぶりを発揮してくれました。
ここから先は、1試合、1試合が持つ意味がより大きくなることでしょう。
リバプールがすべきことは、目の前にある試合に集中し、貪欲に勝ち点を取って行くこと。
また次も、気持ちを引き締めて行きたいですね。
私が印象深く見たチェックポイントですが、決勝ゴールを決めた直後にファン・ダイクがコップスタンドへ向かって雄叫びをあげながら、リバプールのエンブレムにキスをしたシーンでした。
なお、この試合でリバプールは、5人の交代枠を使っています。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■59分:ディオゴ・ジョタ→コーディ・ガクポ
■59分:コスタス・ツィミカス→アンディ・ロバートソン
■68分:カーティス・ジョーンズ→ドミニク・ソボスライ
■68分:コナー・ブラッドリー→ジャレル・クアンサー
■84分:モハメド・サラー→遠藤航