プレミアリーグは、世界各地から多種多彩なスタープレイヤーが集う場所。
世界規模のトッププレイヤーが、素晴らしいプレイ、アグレッシブな活躍を見せてくれることが、大きな魅力でもあります。
リバプールの場合には、ことレギュラークラスの主力という部分では、ざっくり分けて4種類があると、私は思っています。
まず、リバプールはイングランドのクラブですので、英国系プレイヤーが多いのは当然です。
さらに、オランダ代表コンビも欠かせません。
ファン・ダイクとジョルジニオ・ワイナルドゥムです。
また、ブラジル代表トリオもリバプールの生命線。
アリソン、ファビーニョ、そしてロベルト・フィルミーノ。
さらに、今回特に取り上げたいのは、アフリカのプレイヤー達です。
リバプールには、サディオ・マネ(セネガル)、モハメド・サラー(エジプト)、ナビ・ケイタ(ギニア)が所属していますね。
各メディアの報道を見ていると、以前から話題にはなっているのですが、アフリカネーションズカップの日程が波紋を広げています。
アフリカネーションズカップは、2年に1度開催されるアフリカ王者を決める大会で、アフリカの人々にとっては重要なもの。
2019年にエジプトで開催された際には、6月から7月にかけての時期でしたので、いわゆるシーズンオフであり、リーグ戦に影響はありませんでした。
しかし、2021年に予定されているカメルーン大会は、1月に開催されるとされています。
1月といえば、超過密スケジュールが続いている中での時期であり、クリスマス直後とあって重要な期間であることは、言うまでもありません。
アフリカネーションズカップが、1月に開催された場合、約1ヶ月間にわたり、リバプールはサディオ・マネ、モハメド・サラー、ナビ・ケイタを欠く可能性が生じます。
金曜日に行われたユルゲン・クロップ監督の記者会見でも、この話題は出ており、クロップ監督は大会の意義を尊重しつつも、ある種の危機感を口にしていました。
仮に、言われているとおり、カメルーン大会が1月に開催された場合、リバプールは前もって、その対処策を練っておかなければなりません。
特に、世界に誇るフロントスリーのうち2人を欠くとなれば、ダメージがないと言えば嘘になります。
代表関係では、こういった大陸ごとの大会も重要だし、移動距離もクラブに影響を与えますね。
南米やアジアの代表プレイヤーだと、やはりコンディションを整える意味で、難しい状況にあるのは確かです。
代表戦との兼ね合いまでを考えて、リバプールは今夏には補強をすべきかもしれません。
かつて、カメルーン代表とジョエル・マティプの件で、難しい状況になったこともあるし、万が一招集に応じないとすれば、処分対象になる可能性もあります。
この状況をリバプールが、どう打開してゆくか。
また、それまでには南野拓実が、リバプールの主力として、文字通りブレイクしておく必要がありますね。
そららを含めて、まず今夏での動きが注目されます。