リバプールのサイドバックについて書いてみようと思います。
まず、明るいニュースとしては、長く離脱していたナサニエル・クラインが、トレーニングへと戻って来たことですね。
ブランクが長いため、ピークに持っていくには時間がかかるとは思いますが、今後のサイドバック、そのポジション争いは激しいものとなりそうです。
ナサニエル・クラインが不在の間、ジョー・ゴメスとトレント・アレクサンダー=アーノルドが、よくその穴を埋めてくれました。
また、チャンスをもらったことで、間違いなく若手2人は大きく成長したと思います。
今後、ナサニエル・クラインが、フル・フィットネスになったとき、さて誰を右サイドバックのファースト・チョイスにするか?という嬉しい課題もありますね。
ジョー・ゴメス、トレント・アレクサンダー=アーノルド共に、魅力的なスピードを持っており、それぞれ持ち味があると思います。
ただ、右サイドバックとしての安定感という面では、ナサニエル・クラインでしょうか。
仮に、ナサニエル・クラインの出場が増えてきた場合、ここまで育ったジョー・ゴメスとトレント・アレクサンダー=アーノルドの出番が減少してしまうのは、ちょっと残念。
ユルゲン・クロップ監督も、そのへんは考えていると思います。
ジョー・ゴメスに関しては、将来へ向けて、どのポジションで育てていくかという方向性が見えてきそうです。
センターバックとしての経験を積ませ、学んでいくという道もあることでしょう。
トレント・アレクサンダー=アーノルドについては、いずれはミッドフィールダーでという声が多いと思います。
それを考えたとき、今後の起用法が注目されます。
いずれにしても、右サイドバックに関しては、レベルの高いポジション争いが起こりそうです。
さて、左サイドバックですが、シーズン当初からアルベルト・モレノがレギュラー・ポジションをゲットしましたが、現時点でのファーストチョイスは、アンドリュー・ロバートソンになっているかと思います。
これは、2人による競争ですね。
ただ、チャンピオンズリーグを戦うチームとしては、各ポジションに2人は擁しておきたいだろうし、いずれにもチャンスはあると思います。
また、もう少し先のことになるかもしれませんが、個人的に楽しみにしているのは、新戦力のトニー・ギャラチャーです。
しばらくは、U23のチームで経験を積むことになるかと思いますが、かなり評判も良いようで、近い将来、トップチームのメンバー入りをする日が来るかもしれませんね。
爆発力を秘めたアルベルト・モレノ、安定感のアンドリュー・ロバートソン。
ぜひ、健全なポジション争いが繰り広げられてほしいと思います。
リバプールも徐々にディフェンス・ラインが整備されてきました。
プレミアリーグ後半戦へ向けて、より勝率を上げていきたいところです。