ヨーロッパカップ戦

ロリス・カリウスはCL決勝セカンドハーフの早い段階で脳しんとうを起こしていた

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Loris Karius


チャンピオンズリーグ決勝において、リバプールは敗れており、多くはロリス・カリウスのミスによるものだとされていますが、ここへ来て新たな事実が表面化したようです。
ESPNやTelegraphが報じるところによれば、ロリス・カリウスは、セカンドハーフの早い段階で、脳しんとうを起こしており、その状態でピッチに立っていたとのこと。

両誌によれば、リバプールのメディカル・スタッフに命じられ、ロリス・カリウスは病院へ行き、スキャンを受けたそうです。

脳しんとうを起こした原因は、セルヒオ・ラモスによるエルボーが原因だとされており、今思えば、その状態でゴールマウスを守っていたことになります。

味方ディフェンダーに、ボールを渡そうとしたところをベンゼマに狙われたこと。
ガレス・ベイルのミドルへの対応。
これらは、脳しんとうを起こしてからのプレイだったそうです。

たとえば、ロリス・カリウスが、ベンチにアピールし、チームドクターを呼ぶなり、交代を要求すればよかったという意見もあるでしょうが、あの大舞台で、自分のことで、ゲームを止めることは難しかったかもしれないし、リバプールは、ファーストハーフのうちに、モハメド・サラーが負傷交代しており、もしロリス・カリウスまでベンチにさがっていたら、早い時間帯で、予期せぬ2枚の交代枠を使うことになっていました。

ロリス・カリウスが検査を受けたのは、アメリカのマサチューセッツ総合病院だそうで、この事実が明らかになったようです。

このことで、チャンピオンズリーグの試合がやり直しになることはありませんが、ロリス・カリウスにはロリス・カリウスの苦しい状況があったのですね。

脳しんとうを甘く見てはいけないし、今思えば、プレイを続行させたことで、危険な状態になったことさえ考えられます。

これは、不運というだけでは片付けられないと思うし、来年こそは、打倒レアル・マドリード!ですね。

近年のフットボールでは、ゴールキーパーを守るジャッジがなされるようになっていたかと思いますが、最近は、そのことも徐々に薄れてきたように感じます。

試合の裏側で起こっていたトラブル。
このことが明らかになったことで、ロリス・カリウスに対する見方も、変わるのではないでしょうか。

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