
Luis Suarez
あのブレンダン・ロジャーズ体制下、リバプールはプレミアリーグ優勝まであと一歩というところまで迫りました。
迫ったというよりも、普通にやっていればトロフィーはリバプールの手中にあっただろうと思われ。
しかし、運命は皮肉にもリバプールにタイトルを手渡さなかった。
あのとき、少なからずのファンが、やっぱりリバプールはプレミアリーグで優勝はできないんだと肩を落としたことと思います。
プレミアリーグ優勝に一番近かったのに、それを逃した失望感。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間から号泣していたのはルイス・スアレスでした。
今、ルイス・スアレスはインテル・マイアミでプレーをしており、クラブワールドカップ出場のメンバーにもなっています。
クラブワールドカップ初戦を控え、インテル・マイアミの選手として会見に臨んだルイス・スアレスは、リバプールの優勝を祝福するコメントをしています。
Luis Suarez
リバプールのことは本当に嬉しく思うよ。
ここ数年来、すごく良いプレーをしてきたからね。
数年ぶりにプレミアリーグを制覇したのは素晴らしいことだ!(ダルウィン・ヌニェスについて)
いつもアドバイスはしているのだけどね。
最終的には彼自身が決断することだよ。
彼は自らがフットボールに何を求めているのか、自分と家族の将来にとって望むことを理解している。
(フロリアン・ヴィルツについて)
本当に素晴らしかった!(レヴァークーゼンでの活躍)
どうしてもタイトルが欲しかったルイス・スアレス。
そのハングリー精神とゴールへの欲求はすさまじいものがありました。
アーセナルへ行く?とか、スペインに渡る?とか。
いろいろ噂が飛び交う中、当時キャプテンだったスティーブン・ジェラードがじっくりと話をし、「あと一年リバプールにいてほしい」と告げた話はあまりにも有名です。
結果的にルイス・スアレスはバルセロナへ行くことになったものの、一種の清々しさが彼を取り巻いているのはなぜでしょう?
スティービーの言葉どおり、ルイス・スアレスはリバプールに残留して1シーズンを過ごすという約束を果たしたことも理由だったのか。
不思議な人であると同時に、点取り屋としては超が付くほどスペシャルだったことは事実。
歴代リバプールの点取り屋という意味では、ルイス・スアレスの名前はあまり取り上げられないかもしれませんが、決定力という意味ではまさに超一流だったと私は思います。
ルイス・スアレスにとって、クラブワールドカップが良い時間になることを祈ります。