このところ、ママドゥ・サコーがリバプールを去るのではないかという情報が、結構多く出ています。
真偽のほどはともかく、そういった噂が出るには、何らかの理由があるはず。
過日のこと、サコーは、「リバプールで幸せだ」と語り、新シーズンでの意欲を表明していました。
その言葉に偽りがあるとは思えません。
ただ、プレシーズンの後半からサコーの序列が下がり、プレミアリーグ開幕を迎えるに、それがはっきりしてきたことは確かだと感じています。
リバプールでプレイを続けていきたい!
という思いと共に、サコーには、もう一つの夢があるのではないでしょうか。
それが、母国開催となるユーロ2016。
サコーにとって、フランス代表に入ることは、大切なことだろうし、ましてや来るユーロ本大会が、フランスで開催となれば、是が非でも代表メンバー入りを果たしたいところでしょう。
その場合、どうしても所属クラブでの活躍が必要となる・・・。
おそらくは、まだ、フランス代表として絶対的な地位を確立しているとは言えないサコーにとって、リバプールでより多く試合に出て、ポジションを獲得することが、代表に選ばれる重要な鍵になると、本人も分かっていることでしょう。
そういった諸々の条件下、サコー自身も判断をすべきタイミングにあるのかもしれません。
また、フランス代表の場合は、ホスト国ということで、ユーロ予選がないため、本気で試す機会、プレイヤーがアピールする試合も少ない。
となれば、所属クラブチームでの位置づけが、大きく影響してくる・・・・と、サコーが考えたとしても、責めることは出来ません。
移籍のことばかりは、決まってみなければ分からないことですが、サコーに関する動きというものは、ことリバプールの事情だけではなく、フランス代表の事情も絡んでいる。
私は、そう考えています。
サコーが、そしてリバプールが、どんな選択をするのか?
静かに見守っていきたいと思っています。