伝統のマージーサイドダービー。
リバプールは4-0の完勝を飾り、守備面でもクリーンシートを達成しました。
結果だけを見れば大歓喜すべき試合ですが、ユルゲン・クロップは「100パーセント喜ぶ気持ちにはなれない」という趣旨の発言を試合後にしていました。
その意味は、もちろんディボク・オリギの怪我があったからです。
セカンドハーフ開始早々に、エバートンのディフェンダー、ラミロ・フネス・モリに足首を踏みつけられたもので、診断結果が待たれます。
もちろん私も問題のシーンを見ていましたが、あれはどう考えても悪質なプレイだったと思います。
激しさと汚さは違うし、ハードなコンタクトがあったとしても、相手プレイヤーに怪我を負わせるようなダーティーなプレイは論外だと思う次第です。
オリギに関しては、骨折はしていないとされていますが、靱帯まで痛めてしまったのか?が、心配されます。
しっかりとした診断結果が出てから、オリギの状態については、お伝えしたいと思いますが、チームメイト達もオリギを気遣っているようです。
たとえばママドゥ・サコーは、自身のInstagramで「ディボクが軽傷でありますように!」との応援メッセージを掲げ、多くのファンがオリギの無事を祈るコメントを投稿しています。
オリギは、このところ成長著しく、リバプールの重要な得点源になっています。
長期離脱にならないことを祈るばかりです。
ここでちょっとだけ、ジェイミー・キャラガーのことについて最後に触れておきたいと思います。
キャラガーは、愚かな行為をしたラミロ・フネス・モリを強い語調で非難しているそうです。
特にキャラガーの気に障ったのは、レッドカードを受けた後にピッチを去る際、エバートンのバッジ(エンブレム)にキスをした行為だったようです。
リバプールのプレイヤーに怪我をさせて嬉しいのか!というような気持ちが、キャラガーを襲ったのでしょう。
私は、マージーサイドダービーが激しい戦いになることは十分に承知していますが、ダーティーではあってほしくないし、どこかに爽やかさを残していってほしいと欲しています。
今回、エバートンのある一人が取った行為は、せっかくのダービーに泥を塗るような愚かなものであったと思います。