ドーピング疑惑をかけられて以来、何かと負の方向へと事態がまわっている感のあるママドゥ・サコーですが、過日はユルゲン・クロップの方針に関して、ちょっとした愚痴をこぼすなど、現状に不満を抱いていることを明らかにしました。
その後、U23の試合では起用されるようになっていますが、トップチームに戻れる保証はないようです。
フィジカル的には、既にサコーはトップフォームになっているとされていますが、簡単に言えばクロップのセンターバックにおける構想には、既にサコーの名前はないのかもしれません。
たとえば、今後サコーの活躍に期待をしているならば、リーグカップのトッテナム戦は絶好の機会だと言えますが、サコーが出場する可能性は、限りなくゼロに近いという状況にあります。
サコーは、日曜日に開催されたU23の対エバートン戦に出場しており、トッテナム戦までには中1日しかありません。
さらに、トッテナム戦での出場が予定されているダニー・イングス等数人は、U23のエバートン戦をお休みしているというのが現実です。
サコーの立場になって考えてみた場合、もちろん所属クラブでの出場機会も欲しいのは当然でしょうが、フランス代表メンバー入りという面でも、クラブで出場機会がないということは、大きなマイナス要素になりかねません。
現時点におけるリバプールのセンターバックはといえば、デヤン・ロブレン、ジョエル・マティプ、ラグナル・クラヴァンがいて、さらに次に来るのはルーカス・レイバのコンバート起用でしょうか。
ちょっと、サコーが入り込むのは難しい状況になっているように思われます。
今後もトップチームでのベンチ入りさえないようならば、1月の移籍市場で、サコー自身が何らかの決断をする可能性も否定できないように思います。
あとは、今後の起用法によりますが、難しい立場にあるのはダニエル・スタリッジですね。
優れたストライカーだけに、何とか覚醒してほしいと願っていますが、12月までの起用のされ方、あるいはゴールという実績如何によっては、少なくともメディアが騒ぐ要素は内包しているように思われます。
早いもので、もうすぐ11月。
冬の移籍市場も目の前に迫ってきました。