本年1月からクリスタル・パレスへローンで出ているママドゥ・サコーですが、新天地では大活躍を見せており、低迷していたクリスタル・パレスの連勝に貢献をしています。
一般的には、リバプールがこの夏にママドゥ・サコーを放出することは既定路線と見られており、その移籍金には£30mを要求するとの報道がなされているところです。
しかし、ママドゥ・サコー自身は、今一度リバプールのユニフォームを着たいという希望を持っているようです。
これは、ママドゥ・サコーのコメントをエコーが報じているもので、「もう一度、リバプールのジャージを着られたらハッピーだ」との言葉が紹介されています。
ママドゥ・サコーに関しては、まずはじめに歯車が狂ったのは、UEFAからドラッグ使用疑惑をかけられてからでした。
この件は、弁護士の主張により、禁止薬物には当たらないとの判断が出ています。
しかしながら、昨年夏のキャンプにおけるママドゥ・サコーの品行が問題視され、帰国を命じられるという事態が起こってしまいました。
以来、ママドゥ・サコーがリバプールのトップチームに加わることはなく、主にU23の試合でプレイをする状況となっていました。
出番がないママドゥ・サコーでしたが、「ローンで欲しい」というクラブが複数以上あり、結果的にクリスタル・パレスへと行ったわけですが、ここでは目覚ましい活躍を見せており、市場価値は上がったとされています。
ただ、エコーによれば、ママドゥ・サコー自身は、あくまでリバプールへと戻ることを希望しているとのこと。
「私には、まだ(リバプールとの)契約が残っている。もし、もう一度リバプールのジャージを着ることになれば、私は幸せだよ」
ただ、ママドゥ・サコーは、「それはボス(監督)が決めることだ」とも語っており、その判断を尊重するともしています。
ある意味、ママドゥ・サコーが、リバプール側へボールを投げた形となりましたが、クラブあるいはユルゲン・クロップが、どんな判断をするかですね。
リバプールは、この夏には、新しいセンターバックを獲得するという噂も、根強く存在します。
仮に、リバプールがママドゥ・サコー放出路線を取るにしても、移籍金は高額であり、この夏における注目点のひとつとなることは間違いなさそうです。