リバプールが、その獲得をずっと熱望しているとされるサウサンプトン所属のセンターバック、ビルヒル・ファン・ダイク(オランダ)。
本人の希望もリバプールへ行って、ユルゲン・クロップ監督のもとでプレイがしたいというものだとされてきましたが、マンチェスター・シティが、サウサンプトンとの話し合いを勧めているという趣旨の報道も出てきています。
報じているのはTelegraphで、マンチェスター・シティは、ファン・ダイクを1月に獲得するために£60mを提示しているとか。
同誌の記事から伝わってくるニュアンスでは、サウサンプトン側も、その話し合いに前向きだと受けとめられます。
同じ記事の中で、ファン・ダイク獲得を希望しているとして、リバプール、チェルシー、バルセロナの名前が取り上げられていますが、マンチェスター・シティは、それらのクラブより先んじる自信を持っているとも・・・。
以前から、マンチェスター・シティが、ファン・ダイクを狙っているという記事は多々ありましたが、今回の記事は、サウサンプトン側も乗り気だということを表している点が特徴でしょうか。
こうなると、プレイヤーの気持ちよりも、ビジネス優先という感がしなくもありませんが、実際問題として、これ以上、今シーズンのマンチェスター・シティに強力なピースを与えてしまったら、プレミアリーグがどうなるのか?という一抹の不安もあります。
以前もちょっと同趣旨のことを書きましたが、仮にファン・ダイクがマンチェスター・シティへ行って、プレミアリーグでタイトルを獲っても、その他大勢という見方をされることでしょう。
一方、リバプールに近い将来、タイトルをもたらせば、即ちレジェンドになれる。
ここは、ファン・ダイクの気持ちにかけてみるしかないのか。
チェルシーのアントニオ・コンテ監督も、マンチェスター・シティがファン・ダイクを獲ることは阻止したい!という趣旨の発言を過日していましたが、今後の展開を注視するしかないですね。
考えようによっては、今の時点で、この手の報道が出たことで、逆効果になることを願いつつ。
ただ、リバプールとしては、ファン・ダイクを補強のファーストチョイスにしていたとしても、もうひとつの案を持っておきたいですね。
センターバックの補強に、どれだけの力をクラブとして注ぐのか。
多くのファンが注目していることでしょう。