各試合で、その日最も活躍、貢献したプレイヤーが選出されますが、ここでは私が個人的にマージーサイドダービーでのマン・オブ・ザ・マッチだと思うプレイヤーを書いてみたいと思います。
伝統のダービー、ビッグゲームにおいて、すべてのプレイヤーが素晴らしい活躍をしてくれましたし、一人だけを選ぶのは難しいのですが、私としてはジェイムズ・ミルナーの名前をあげたいと思います。
キャプテンを務め、チームをまとめると共に、ジョーダン・ヘンダーソンとエムレ・チャンが負傷欠場する中、ルーカス・レイバとよく連携を保ちつつ、右に左に中央に!と、動き回り、しかもその動きに無駄がなかったところは、さすがだと感じました。
また、先制点、追加点となる2ゴール目ともに、ミルナーのアシストからであり、試合の流れを大きくリバプールに引き寄せる重要な役割を果たしてくれたと思います。
今日の試合は、ディフェンス陣も非常に安定して守れていたと思いますが、それは中盤においてミルナーとルーカスが頑張ったことも大きく影響していたと感じます。
まさに攻守にわたり、今日のミルナーは存分な働きをしてくれたかと。
ジョーダン・ヘンダーソンとエムレ・チャンが、同時に離脱してしまうのは、確かに痛い状況ですが、ミルナーを中心として、ルーカス、ジョー・アレンあるいはケビン・スチュワートが、よくその穴を埋めてくれていると実感します。
ミルナーの場合は、決して派手さがあるわけでもなく、エレガントなプレイスタイルでもありませんが、試合の流れを見る目が的確で、今自分が何をすればいいか、どこにいけばよいかを理解し、忠実にそのポジショニングを取ってくれるタイプだと思います。
途中から出場したアレンも、気持ちが入っていましたし、ミルナー、ルーカス、アレン、この3人の活躍ぶりが印象に残った試合でした。