過日、カップ戦でリバプールとマンチェスター・ユナイテッドは連戦を演じていますが、その際に問題になったのは、フェライニのエルボーでした。
少なくとも2試合で複数回のエルボーパットを繰り出していたのは明らか。
特に、エムレ・チャンに見舞ったエルボーは、私の眼には一発レッド相当と見えましたが、出場停止などの処分はくだされませんでした。
しかし、とうとうFAが、フェライニのエルボーを問題視し、出場停止処分をくだす模様です。
こういうことが多発することを避けるためにも、リバプール戦での行為で処分をしておくべきだったと思うし、野放しにしておいては、いずれ怪我人も出ることでしょう。
今回、FAが処分対象としているフェライニの行為は、対レスター戦でフートにエルボーをかましたこと。
ただ、ファン・ハールは、訳の分からない言い訳をしています。
「先に手を出したのはフートだった」と。
ファン・ハールの言い分を聞けば、フートがフェライニの髪の毛を引っ張ったからフェライニはエルボーをしたのだということ。
だから、同情しろということでしょうか・・・。
ならば、立派な「報復行為」ではないでしょうか。
フェライニは、リバプール戦での行為を問題視された際、「自分の身を護るためだ」という趣旨の発言をしていましたが、だいたい、フェライニよりも体躯に恵まれたプレイヤーなど、ほとんどおらず、何故にエルボーまで繰り出す必要があるのでしょうか。
あれは、まさに癖ですね。
イングランド・フットボールの魅力は、その激しさにあるのも事実です。
しかし、ハードなのとダーティーなことは、明らかに違う。
今回のようなフェライニの再犯を防ぐためにも、本来リバプール戦の際にフェライニには、何らかの処分がくだされていたことが妥当だと思うのですが。
とにかく、フェライニの巨体自体が大きな武器なのですから、反則技まで繰り出さないよう、猛省を促したいと思います。