
Maxi Rodriguez
徒然なるままに、かつてリバプールで活躍をした選手達を取り上げております。
今回で11回目となりますが、ここではものすごい記録を残したレジェンドというよりも記憶に残る選手達をお届けしています。
マキシ・ロドリゲスはアルゼンチンの選手で、リバプールに在籍した期間は長いとは言えません。
しかし、短い中にも鮮明な輝きを見せた選手であり、ファンから愛されたことも確か。
2010年1月、スペインのアトレティコ・マドリードからリバプールへとやって来たミッドフィールダー、マキシ・ロドリゲス。
フリートランスファーでの加入ながら、その存在感は決して小さくありませんでした。
ラファ・ベニテスのもとでプレミアリーグの舞台に立ったマキシは、すぐにその知的なプレースタイルと高い戦術理解でチームに溶け込み、攻撃にも守備にも貢献。
左右のサイドをこなす柔軟性は、続くロイ・ホジソン、ケニー・ダルグリッシュ両監督の下でも重宝されたものです。
マキシがリバプール時代に打ち立てたもの。
外せないのは、爆発的なゴールラッシュでした!
中でもファンの記憶に鮮烈に残るのが、2010-11シーズン終盤の驚異的な決定力。
2011年5月、わずか3試合で7ゴールを記録してしまうのです。
バーミンガム戦(5-0勝利)、フラム戦(5-2勝利)では、立て続けにハットトリックを達成し、その決定力を存分に発揮しファンの度肝を抜きました。
大舞台にも強く、チェルシーやアーセナルといった上位クラブとの対戦でもネットを揺らしており、そういうマキシはファンから愛されることも必然でしたね。
真のプロフェッショナル。
マキシが高く評価されたのはゴールだけではありません。
試合に出られない時も不満を口にせず、与えられたチャンスで全力を尽くす姿勢は、チームメイトやスタッフから「真のプロフェッショナル」と称賛されたものです。
ピッチ内外で模範となる存在だったと言えるでしょう。
2012年6月のこと、マキシは母国ニューウェルズ・オールドボーイズへの復帰を選択。
退団時にはサポーターへの感謝を惜しみなく語り、クラブへの敬意を示しながらアンフィールドを後にしました。
その静かで誠実な別れは、多くのファンの胸に温かい印象を残したのです。
高い戦術理解と決定力を併せ持つ、知的で献身的なサイドアタッカー。
正確なポジショニング、ワンタッチでの冷静なフィニッシュ、そして守備でのハードワーク。
マキシは派手さよりも堅実さでチームに貢献し、短い在籍期間ながらリバプールに確かな足跡を残しました。
彼がアンフィールドにもたらしたものは、ゴールだけでなく、チームのために尽くす真摯な姿勢。
その誠実さと決定力は、今もリバプールファンの記憶に色鮮やかに残っています。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
時に徒然モードになりますが、お付き合いくださることに感謝します。
以下、私からのお願いとお知らせです。
現在、リバプールに関する続編的な本を執筆中です。
プレミアリーグを制覇した2024-25シーズンを記録しておこうと思っています。
出版になりましたら、改めてお知らせしますが、既存の本もお手に取っていただければ非常に励みになります。
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