ジェイムズ・ミルナーが、高い評価を得てきた大きな理由のひとつは、いつ、どんな場面、ポジションでも、しっかりと仕事をしてくれる・・・ということが上げられると思います。
しかし、裏を返せば、便利屋として使われ、自分自身の本当の居場所がなかったと表現できるかもしれません。
シティを離れたミルナーは、「私は毎試合、しっかりとプレイしたかったんだ」と、心中を明かし、マンチェスター・シティでは、それが叶わなかったと回想しています。
ミルナーに限らないと思いますが、「毎試合、ピッチに出ていないと、最高の自分を見てもらうことは出来ない」という不満もあったことでしょう。
しかしミルナーは、リバプールであれば、自分がしっかりやりさえすれば、大切に扱ってもらえる・・・と信じ、新天地を選んだようです。
もちろん、リバプールでは、重鎮の一人として、重用されることでしょう。
私なりに、監督等へお願いしたいのは、シティ時代のミルナーのように、便利にどこでも・・・的な起用法は、やめてあげてほしいということです。
これは推測ですが、フリートランスファーのミルナーを獲得できたのは、しっかりとしたポジションを用意している!という約束があったからではないでしょうか。
おそらく、これまでのミルナーの発言等々を見聞きすると、本人としては、セントラル・ミッドフィールダーでのプレイを最も希望しているようです。
基本、そのポジションでミルナーを使い、時と場合によっては、しっかり説明して、異なる役割も担ってもらう。
そんなフォローやケアーがあってもいいように思います。
まずは、注目したいのは開幕戦のフォーメーションですね。
そのとき、ミルナーが、リバプールにおいて、何を期待されているか?が、見えてくることでしょう。
ところで、そんなシティへ行く(であろう)スターリングは、しっかり起用してもらえるのでしょうか?
それはもう、他のクラブのことなので、今回は、このへんで。