今シーズンは、本来のポジションではない左サイドバックを任されているジェイムズ・ミルナーですが、私が知る限り、ミルナーが愚痴めいたことを言ったことはないと思います。
ミルナーがシティに在籍し、フリートランスファーとなるとき、多くのクラブがオファーをしてきた中、ミルナーが選んだのはリバプール。
あのときには、セントラルミッドフィールダーとして起用すると、当時の監督であるブレンダン・ロジャーズが約束したという説もあります。
時間を今年の夏へ戻すと、リバプールは間違いなく左サイドバックを補強するだろうと多々報じられ、実際多くの補強候補の名前が浮かんできました。
しかし、ユルゲン・クロップがチョイスしたのは、ミルナーを左サイドバックにコンバートするという策。
ミルナーは、左サイドバックについて毎日のように勉強したと語っていました。
そんな姿勢もあるのでしょうが、ユルゲン・クロップはジェイムズ・ミルナーを讃え、「完璧なるプロフェッショナル!」と表しています。
EchoやMirrorが取り上げているところによれば、ユルゲン・クロップはジェイムズ・ミルナーについて、こう語ったそうです。
「私は、プレイヤー達を悪く言ったりすることはない。しかし、明らかに(ミルナーは)トップ5だ」
「自分の近くに、偉大なプロフェッショナル達がいてくれて、私はラッキーだったよ」
「それでも、ミリーは100パーセント、トップ5に入るプレイヤーだね」
「そうだ。彼こそは、完璧なプロフェッショナルだよ」
ユルゲン・クロップは、これまでに多くのプロフェッショナル達が側にいてくれて幸運だったと、まず語り、その上で、数ある素晴らしいプレイヤー達の中でも、お世辞抜きでミルナーこそは5本指に入る偉大なるプロフェッショナルだ!としています。
この言葉を聞いたら、ミルナーも幸せだろうし、左サイドバックをやってきたことが報われたという感を抱くことでしょう。
プロフェッショナルとは。
今一度、深く考えさせられるユルゲン・クロップの言葉でした。
私も、ミルナーこそは若手から尊敬されるべき理想的なお手本のようなプレイヤーだと確信しています。