マンチェスター・シティとのビッグマッチが近づいているリバプール。
この試合を迎えるにあたり、何人かのコメンテーターなどから、ロベルト・フィルミーノに代えてディオゴ・ジョタをスタートから起用すべきだという意見が出ていることは、私も承知しています。
ディオゴ・ジョタは、どんどん起用してほしいし、今後より凄いプレイヤーになることでしょう。
だからと言って、ジョタとボビーを比べることはナンセンス。
私はそう思っているし、どうしてそんな議論になるのかが不思議で仕方ありません。
BBCがユルゲン・クロップ監督の言葉を伝えていますが、クロップ監督は、ボビーがどれだけチームに貢献しているかは明白だとし、今更彼の素晴らしさを語る必要もないとしていました。
「それこそ時間の無駄だ」とまでクロップ監督は言ってのけています。
さて、この件についてモハメド・サラーはbeIN SPORTSのインタビューで問われたそうです。
マンチェスター・シティ戦では、ボビーとジョタ、どちらをスタメンにすべきか?
その質問に対し、モーは回答をせず、ボビーの素晴らしさ、貢献度の高さを語ったとのこと。
ここでは、モーの発言、その一部をピックアップしてみたいと思います。
私には決めることは出来ないよ。
それを決めるのは監督だからね。
しかし、フィルミーノがチームに与えて来たものを忘れるわけにはいかない。
ベンチに座るべきだと言うわけにはいかないよ。
以前よりもゴールが少ないからと言ってね。
数年間にわたり、彼はすべてをチームのために捧げてきたんだ。
彼は、私達に多くの機会を与えてくれる。
私達のプレイ戦術は、どうしても彼のゴールチャンスを減らしてしまうんだよ。
これまでの4年間、私達は一緒にプレイをしてきたし、すべての試合で得点をしないってことは当たり前だろ。
重要なのは、チーム全体として何を成し遂げるかであり、彼はチームを多く助けていると私は信じているよ。
ボビーがいることで、リバプールはまるで自在にシフトチェンジをしているかのように私は感じてきました。
ゆえに、何故にこんな議論になるかが解せません。
ディオゴ・ジョタは素晴らしい。
繰り返しますが、どんどん起用してほしい。
一方で、ボビーと比較するというのは、あまりにも短絡的。
前述したBBCが報じたユルゲン・クロップ監督の言葉ですが、そういう質問は聞きたくないという空気感があったように思います。
今更、ボビーの貢献度を言うなんて意味などないだろう。
そんなニュアンスさえ漂っていました。
ただ、私は思うのです。
リバプールを心から応援するファン達が、ボビーの素晴らしさをよく知っている。
外野のノイズに惑わされず、チームにとって最良の選択をその都度取っていきたいですね。
大切なのは、チームとして戦うことであり、チームのために出来ることを実行すること。
私はそう思います。