スペインでのキャンプにも参加し、メルウッドでのトレーニングにも戻って来たナサニエル・クライン。
率直に言って、当初私としては、今シーズン中の復帰は難しいのかな?という気持ちもありました。
しかし、チャンピオンズリーグのメンバーにも加わったということは、十分にシーズン内での復帰が可能であるということの証かと思います。
ユルゲン・クロップ監督としても、メディカル・チームの意見を聞いた上での判断だろうし、シーズン内復帰は間違いないと言っていいでしょう。
イングランド代表も務めている右サイドバックですし、リバプールにとっては、大きなプラスになりますね。
また、ナサニエル・クラインにとって、ある意味恵まれているのは、慌てて復帰をする必要はなく、じっくりと自分の状態を見ながら調整が出来ることですね。
そういった環境を整えてくれたのは、ジョー・ゴメスとトレント・アレクサンダー=アーノルドのがんばりだろうと、私は思います。
違った見方をすれば、ナサニエル・クラインが万全の状態に戻ったとしても、右サイドバックのポジション争いは厳しいということ。
必然的に、リバプールのチーム層が厚くなり、プラスの連鎖へと繋がる可能性もあります。
仮に、ナサニエル・クラインとトレント・アレクサンダー=アーノルドで、右サイドバックをまわせるとなれば、ジョー・ゴメスをセンターバックとして育てることも可能となります。
将来を見据えたチームづくりが出来る状態になるということですね。
ピッチに立てない日々は、ナサニエル・クラインにとって、非常にタフなことだったと思います。
しかし、それを乗り越えてきた今、以前よりも強くなった。
そう見ることも出来るかと。
年齢的にも、まだまだ先々やれるプレイヤーだし、ぜひ万全の状態でピッチへと帰って来てほしいですね。
ナサニエル・クラインが戻って来ることによって、リバプールのディフェンスラインは、選択肢が間違いなく増える。
歓迎すべきことかと思います。
これから、一花もふた花も咲かせてほしいと願っています。