
時計の針は90分をまわりアディショナルタイムも10分になろうとしていた時、16歳が劇的なゴールを決めてみせ、ニューカッスルを沈めました。
プレミアリーグ第2節、ニューカッスル対リバプール戦はリオ・エングモアの名前を世界に轟かせた試合になりましたね。
16歳と361日、プレミアリーグで大仕事をやってのけたエングモア。
フィニッシュまでの流れといい、プレーの選択といい、シュートといい、何もかもが完璧だったように私には見えました。
試合後エングモアは、Liverpoolfc.comに歓びの声を届けており、決勝ゴールを決めたことでより自信を増したようです。
今回は、ニューカッスルとの試合後、エングモアがどんなことを言ったのか。
その概要をまとめてみたいと思います。
特別な感覚
最高の気分だよ!
ゴールを決められて本当に嬉しいし、特に決勝点だったことは格別だね。
素晴らしい瞬間で、特別な感覚だ。
幸せだよ。
ピッチに入ったらインパクトを残さなければいけないんだ。
本当に誇らしい瞬間だった。
思い切り叩き込んだ!
モーからのボールをドム(ソボスライ)が股を抜いて送ったのを見て、1対1になった瞬間に思い切り叩き込んだ!
ファンが自分の名前を叫んでくれるのを聞いたときは、本当に感動的な瞬間だった。でも、あまり浮かれすぎてもいけない。
結局のところ、あのフィニッシュは練習で100回はやっているものだからね。
観客の前だとしてもやること自体は変わらないんだ。
ただ、もちろんファンがあれほど後押ししてくれるのは本当にすごいことだよ。

上の世代とも十分やれることを証明したい
僕は16歳だけど、年齢が理由で年上の選手たちとやれないなんて思われたくない。
自分と同世代だけではなく、もっと上の世代の選手たちとも十分にやれるんだって証明したいんだ。でも、このクラブには常に僕を助けてくれる人がいて、僕はいつも学び続けて成長している。
だから不満なんてないさ。
短い時間で大仕事をやってのけたハートの強さ
ニューカッスル戦でのリバプールは、比較的早い時間帯から数的優位になっていました。
しかし、そのことがむしろ裏目に出て2点のリードを追いつかれ。
スロット監督としては、最後の最後にどんなカードを切るかを思案したことでしょう。
そこでチョイスしたのがエングモアだった。
彼がピッチに送り込まれたのは90+6分であり、残り時間は約5分しかなかった状況です。
それがどうでしょう!90+10分にはエングモアが決勝ゴールを叩き込んだのです。
何という勝負強さ!
たとえ短い時間であったとしても結果を出せるハートの強さ。
そんなエングモアは16歳、末恐ろしい若者であり、これからの伸びしろは無限大な超新星なのです。
一気にスターダムを駆け上がってほしいですが、大切に育てていきたいですね。