先ほど、エティハド・スタジアムで行われたプレミアリーグ第26節、マンチェスター・シティ対リバプール戦が終了しました。
試合結果を書く前に、ひとつ取り上げておきたいのは、リバプールのハイプレスについてです。
私が抱いているイメージかもしれませんが、マンチェスター・シティと対戦するときのリバプールは、序盤から果敢なハイプレスに行くことが多かったと思います。
それが、今日についてはハイプレスを封印しており、過密日程の中であると考えたとき、これで結果を出したことは大きいですね。
ハイプレスに行かなかったとしても、今日の試合でのリバプールは、見事にディフェンス網が組織されており、マンチェスター・シティからクリーンシートを奪っています。
試合結果は、0－2でアウェイのリバプールが勝利！
これでリバプールは、今シーズンのマンチェスター・シティ戦でダブルを達成しました。
得点経過については、次のとおりです。
■14分：モハメド・サラー
■37分：ドミニク・ソボスライ
先制点となったサラーのゴールは、左からのコーナーキックが起点となりました。
キッカーを務めたのはアレクシス・マクアリスターで、グラウンダーのボールをニアへ。
ニアに入ったドミニク・ソボスライがポストの役割を果たしてモハメド・サラーへ。
するとサラーは、左足でしっかりと決め切りました。
リバプールの2点目もサラーとソボスライが絡みます。
イブラヒマ・コナテとトレント・アレクサンダー=アーノルドがパス交換をし、トレントは縦にフィード！
ボールはサラーへと渡り、シュートを打つぞ！と見せかけながらモーはソボスライへパス。
ソボスライは、左足で低いシュートを放ちゲット！
今日の試合では、リバプールの右サイド、シティから見ると左サイドの攻防が注目点のひとつかと思いながら、私は試合を見ていました。
ワイドの攻防は、ドク対トレント・アレクサンダー＝アーノルド。
ドクの仕掛けはシャープでしたが、トレント・アレクサンダー=アーノルドの近くにライアン・フラーフェンベルフがカバーに行っており、コナテも集中力高くカバー。
さらにはモーまでもがディフェンスラインまで下がっての守備をしている姿が印象的でした。
試合終盤では、途中からピッチに入った遠藤航が気迫をもってドクをはじめシティの攻撃を止めていたと思います。
今日の試合は、総じてファールが少なかったことも印象的でした。
リバプールとシティが対戦した際には、ほぼ荒れた試合にはならないようにも思います。
お互いにリスペクトがあるからでしょうか。
ひやりとしたシーンはといえば、30分の段階で、マクアリスターが倒れていたときのことです。
怪我か！と思いきや、チェックをしていた様子を見ると、おそらく頭を打ったのだろうと思われます。
立ち上がったマクアリスターは、その後は普通にプレイをしており、おおいに安心いたしました。
あとは、試合終了間際に、トレント・アレクサンダー=アーノルドが足を気にしている仕草をしていたところが気になります。
ただ、その後すぐにトレントは交代でベンチに下がったため、ちょっと状態が分かりません。
幻のゴールシーンについて触れれば、オフサイドでゴールは認められなかったものの、56分にカーティス・ジョーンズがネットを揺らした一連の攻撃も見事でした。
フラーフェンベルフが縦に出し、それを受けたソボスライがカーティスへ！
プレゼントゴールかと思いましたが、ライン間を抜け出した際のソボスライが僅かにオフサイド。
それでも、こういう攻撃が出来る！ということを見せた瞬間だったと思います。
遠藤については、いつもながら試合終盤に投入されますが、厳しいマークで相手に仕事をさせないプレイはさすがでした。
遠藤がピッチに入ると、間違いなく良い仕事をしてくれるので、見ていて安心ですね！
これでリバプールは、暫定ではありますが、2位のアーセナルに11ポイント差を付けました。
暫定とはいえ、勝ち点差が10ポイント以上ついたのはインパクトがありますね。
また、結果的にディオゴ・ジョタとダルウィン・ヌニェスを温存することもでき、次の試合へ向けての好条件となりそうです。
なお、この試合でリバプールは、5枚の交代カードを切っています。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■73分：アンディ・ロバートソン→コスタス・ツィミカス
■73分：カーティス・ジョーンズ→遠藤航
■79分：ルイス・ディアス→コーディ・ガクポ
■90+1分：モハメド・サラー→ハーヴェイ・エリオット
■90+1分：トレント・アレクサンダー=アーノルド→ジャレル・クアンサー