リバプールのレジェンド、スティーブ・ニコルが、ブレンダン・ロジャーズを監督から外し、ユルゲン・クロップを招聘すべきだ!という意見を述べています。
ニコルが監督人事に触れた発言部分を要約すると、次のような感じです。
「もし、ブレンダン・ロジャーズよりも優れた人物がいないならば、彼が続投すべきだろう」
「しかし問題は、クロップがいるということだ」
ニコルは、ユルゲン・クロップがあいているのだから、彼に新監督を任せるべき!という考えをはっきりと主張しています。
ブレンダン・ロジャーズの解任を求める声は、地元ファンからも起こっていますが、そういう状況になってしまった直接的なきっかけは・・・・
まず、マンチェスター・ユナイテッドに敗れ、アーセナルとの試合でも連敗し、負けただけではなく、内容が悪かったという部分が、かなりあると思います。
さらに追い打ちをかけたのが、FAカップの準決勝敗退。
コップとしても、準決勝で敗退するとは、思ってもみなかったことでしょう。
しかも、チームとして、悲しいかなアストン・ヴィラが上回っていた。
私自身は、ブレンダン・ロジャーズは、素晴らしい監督だと思っているし、希に見る人格者だと感じています。
しかし、良い監督が勝利するとは限らないのもフットボールの世界。
私が思うブレンダン・ロジャーズの良い部分は・・・・
○若手の育成に力を注ぎ、試合で起用することにより、多くのタレントを世に出した。
○非常に人格者で、メディア対応でも失言がない。
○自分の信念をもっている。
一方、ブレンダン・ロジャーズに足りないものがあるとすれば・・・
○3年間にわたり、ディフェンスラインのシステムを固められなかった。
○海外カップ戦に弱く、カップ戦が入った前後は、プレミアリーグでも低調なパフォーマンスを露呈してしまう。
○ここ一番という大試合では、なぜか勝ちきれない。
コップの夢であったFAカップ敗退が決まったとき、一部のサポーターは怒りをあらわにしました。
ただ、私としては、確かに厳しい状況だけれども、プレミアの残り6試合を見て・・・・という意見を書きました。
そのはじまりが、昨日のウェスト・ブロム戦・・・・。
トップ4入りの可能性が、限りなく潰えた今、監督交代を求める声が出てくることは、致し方ないことなのかもしれません。
来シーズンからは、新しいレッズのスタートだ!と、私は位置づけて考えています。
その指揮を取るのは誰なのか?
この問題は、今後も様々な意見が出て来るだろうし、次節ハル・シティ戦の内容によっては、一気に吹き出す可能性も秘めているといっていいでしょう。