かつてリバプールで活躍をしたオランダ人フォワードのライアン・バベル。
この度、現役引退を表明し、このことはLFCもオフィシャルでアナウンスをしています。
まずはじめに、心からお疲れ様と言いたいと思います。
バベルがリバプールへやって来た頃には、チームメイトに同じくオランダ代表のディルク・カイトが在籍しており、カイトがよくバベルに話をしていたことが思い出されます。
2007年7月から2011年1月までの期間リバプールに在籍し、マージーサイドで3年半のキャリアを過ごしました。
私が印象深く憶えているのは、ウィングのポジションからの加速力とカットインしながら果敢にシュートを狙いに行く迫力でした。
スピードとキレが強味だったタレントであり、フィジカルにも恵まれていましたね。
バベルもオランダ人プレイヤーとしてアヤックスで育っており、そこからリバプールへやって来たキャリアでした。
リバプール時代のバベルは、非常に印象的なゴールも決めておりまして、例えばチャンピオンズリーグでのアーセナル戦、リヨン戦での劇的なゴールもあれば、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で決めた劇的な決勝ゴールも語り草になっております。
レッズでのバベルですが、公式戦146試合に出場し22ゴールを決めていました。
この22ゴールの中には、上記の劇的ゴールも含まれているということになります。
引退を決断したバベルは、自身のソーシャルメディアでメッセージを発しており、これがLFCにも取り上げられています。
Ryan Babel
自らのキャリアを振り返り、自分がどれだけ成長して来たかを考えるとき、現実とは思えないような気持ちになるよ。
アヤックスでの初期の頃から、ヨーロッパのいくつかのビッグクラブでプレイをするまで、忘れられない記憶に満ちた旅だった。
世界最高の選手達と一緒にプレイをしたり対戦したりもする機会に恵まれて想像もしなかった学びを得て私は成長して来たんだ。
フットボールは単なる仕事ではなく、生き方だったよ。
規律、犠牲、情熱、栄光、そして痛みさえもフィールド内外の私に役立って来た。
この素晴らしい旅に感謝の気持ちでいっぱいだよ。
フットボールは、私が夢見たものすべて、それ以上のものを与えてくれた。
この素晴らしい冒険を共にしてくれたチームメイト、コーチ、ファン、そしてメディアの皆さんに感謝したい。
この試合は永遠に私の心に残ることだろう。
ありがとう。
バベルは37歳での現役引退となりますが、息の長い現役人生になりましたね。
リバプールを去って以降、プレミアリーグへ帰って来たこともあり、その際にもスピードを武器とした姿を見せてくれました。
オランダ代表としての活躍も印象的だし、いろいろな思いが去来する私です。
フットボールは引退をしますが、バベルの人生はこれからも続きます。
彼のこれからが、幸せに満ちたものであることを祈ります。
重ねて、バベルに長い間お疲れ様と言いたいと思います。