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奥深さが出て来たサディオ・マネのプレイ

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サディオ・マネのことを書いてみたいと思います。
このところのプレイぶりを見ていると、多少なりと変化があると感じるのです。
それもそのはずで、最近では9番のポジションを任されることも多くなって来ていますので。

2022年冒頭には、アフリカネイションズカップがありました。
サディオ・マネが参加したセネガルは、見事に優勝を飾っていますが、やはりサディオとモハメド・サラーが長期に離脱している中、勝ち点を稼ぎ続けたことが、リバプールの今に繋がっていますね。
そのサディオ。
代表チームに参加をし、リバプールに帰って来るときには、新戦力としてルイス・ディアスが加わっていました。

ルイス・ディアスは、利き足が右ですが、左ワイドでのプレイを得意としています。
その点だけでいえば、ポジションはサディオと被るわけですが、ユルゲン・クロップ監督は、サディオをセンターで起用することにより、見事に両立を成功させています。
ちんけな言い方ですが、サディオは本当に起用ですね。

スピードでぶち抜いて行く姿も魅力的ですが、今のサディオには奥の深い味わいがあると思うのです。
マンチェスター・ユナイテッド戦でも1ゴール、1アシストの活躍。
久しぶりにゴールを決めたモハメド・サラーにアシストとなるパスをプレゼントしたのもサディオで、22分に生まれたゴールのアシストは、高度なテクニックとセンスの賜だったように思うのです。
サディオにしか出来ないポストプレイと申しますか・・・。

FAカップ決勝で、マンチェスタ-・シティと対戦をした際には、ゴールキーパーがキープするボールに猛然とタックル!
あれは、間合いの詰め方が絶妙でしたね。
サディオの素早さと闘争心がなければ出来ないプレイだし、相手センターバックとゴールキーパーとの間合いを図るフットボール脳が抜群。

9番を任されるようになったサディオは、時にロベルト・フィルミーノのように中盤まで降りて来るプレイも見せています。
ただ、ゴールを狙うだけのプレイは決してしていない。
仲間を生かす動きが顕著ですね。
とても良いことだと思います。
こういったプレイは、日々ボビーと一緒にやっていることも影響しているのではないでしょうか。

もとよりサディオは、右ワイドでもプレイが可能です。
実際、サウサンプトンからリバプールへやって来たシーズンのポジションは、右ワイドでしたし。
両ワイド、そしてセンターでも真価を発揮できる才能。
もしかしたら、サディオは新しい境地を見出し、さらに円熟の域に達している最中なのかもしれません。
持ち前の瞬発力、突破力にポストプレイをはじめとしたテクニカルなものも併せ持ち、実戦で披露できるスキル。
これからのサディオが、また新しい意味で楽しみです。

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