リバプールファンとすれば、シモン・ミニョレが目立たないほうが、いい試合なわけですが、もちろんゴールキーパーのスーパーセーブも試合の醍醐味ですね。
マンチェスター・シティ戦でも、ミニョレはアグエロの鋭いシュートをストップするスーパーセーブを見せてくれました。
そんなミニョレですが、マンチェスター・シティ戦での勝利の鍵は、ユルゲン・クロップのプランが鍵になっていたと語っています。
(SM)
試合前に、監督はぼく達にプランを授けたんだ。
ぼく達は、それを貫徹するだけだったよ。
彼等に息つく暇を与えないこと。
そして、3人のプレイヤーで、カウンター・アタックを仕掛けることさ。
アダム、フィル、ロベルトの3人だ。
彼等は、素晴らしかったね!
ぼく達は、早めに3得点でき、ハーフタイム前には、ちょっとやられてしまった。
でも、そのことで、ぼく達は影響されなかったよ。
そして、セカンドハーフにも、よくやることが出来たんだ。
監督は、本当にハードにやってくれる。
3-1で迎えたハーフタイムに、彼は言ったよ。
「ハッピーになれ!」
「ポジティブな気持ちで、セカンドハーフへ臨むんだ!」とね。
それこそ、ぼく達がすべきことだったし、何ら(失点の)影響を受けなかったよ。
自分達の試合が出来ていた。
それに、4ゴールも決められたしね!
もっと得点できるチャンスもあったね。
マンチェスター・シティとやるときには、こんな風にありたいよ。
チャンスの数は、ぼく達のほうがあったと思う。
4ゴール以上の得点を決められる可能性もあったしね。
ぼく達は、この結果を、とても嬉しく思っているんだ。
ぼく達は、前へと進んでいける!
次の週も、同じようにやりたいね!
ユルゲン・クロップが授けたプラン。
細かい部分は分かりませんが、おそらく、激しくプレスにいって、シティのプレイヤーを休ませるな!という指示だったと思います。
その上で、ララーナ、コウチーニョ、フィルミーノ、この3人の力で、カウンターへと結びつける。
ある程度、カウンターを狙っているということは、ここ数試合との戦い方の違いからも見えていたし、ナサニエル・クラインは、「勝利の鍵はプレスだった」と語っていることからも、明らかだと思います。
こと、マンチェスター・シティ戦に限っては、ポゼッションを優先するよりも、タイトにしつこくマークにいき、相手に隙が出来たところを鋭く突く!
こういう考え方に基づいていたように思えます。
リバプールの最終ラインにボールを運ばれた際、つないで陣地を挽回するのではなく、長くボールを相手陣内へ蹴り出すシーンが多かったのも、戦術が徹底されていた証ではないでしょうか。
マンチェスター・シティのホームへ乗り込んでの試合で、圧勝したことは、よりリバプールの監督とプレイヤーの信頼関係を深めたと言えるでしょう。
この勢いに乗って、ホーム、アンフィールドでもしっかりと勝ち点3をゲットし続けたいですね。