ロンドンで行われたカラバオカップ準決勝では、ジャレル・クアンザーに代わってセンターバックとしてピッチに入った遠藤航。
続くFAカップ3回戦のアクリントン戦では、センターバックとしてスタメンを張りました。
自分本来のポジションではなくても、誠実に仕事をする遠藤の姿に、アルネ・スロット監督は称賛を惜しんでいません。
ノッティンガム・フォレスト戦を前にした会見の場で、スロット監督が遠藤さらにはハーヴェイ・エリオットのことに言及しました。
遠藤については、記者から質問があり、その質問とは次のようなもの。
「3番の選手が慣れないポジションに適応する能力は、彼のプロ意識について何を物語っているか?」
スロット監督は遠藤を称賛し、チームでの重要性を語りながら、例えば次のような言葉を返していました。
それは明らかなことだよ。
あの試合(アクリントン)の前に、ハーヴェイ(エリオット)に部屋に来てほしいと頼んだんだ。
ハーヴェイが10番のポジションでチャンスを得たいと望んでいるのは分かっていたし、負傷者が出たからではなく、、出場可能な選手がいなかったため、彼を右サイドで起用しなければならなかったからね。
彼は本当にうまくやってくれたよ。
ワタも同様だが、私はワタの人間性を知っているので、彼を部屋へ呼ぶことはしなかった。
ハーヴェイもとても良い人柄だよ。
スロット監督は、遠藤をワタと呼んでいるのですね。
自分のポジションとは異なる役割を任せるものの、ワタがどんな人物かをよく知っているから部屋に呼ぶことはしなかった。
おそらく、遠藤ならばあえて説明をしなくても理解し、ベストを尽くしてくれるという確信があったのでしょう。
また、エリオットも本当によくやっていますよね。
今シーズンは怪我もあったものの、出番に恵まれているとは言えないエリオット。
それでも彼は、常に全力、フルパワーで戦っている。
遠藤もエリオットもプロフェッショナルだと思います。