この場でも折に触れて、リバプールの黄金時代のことを書いてきましたが、イングランドのトップリーグ制覇18回を誇る歴史をもつクラブがリバプールであります。
ただ、プレミアリーグになってからは、いまだ優勝がなく、サポーターにとっても悲願となっています。
リバプールが、最後にトップリーグで優勝を飾ったのは、1989-1990シーズンのこと。
ユルゲン・クロップは、最後までチャンピン争いをするために、過去ではなく今を生きよう!という趣旨の発言をしています。
栄光の歴史に胡座をかくのではなく、チャレンジャーとして、今この時にベストを尽くそう!という風にも、私は受けとめました。
ユルゲン・クロップは、Sky Sportsにおいて、ジェイミー・レドナップのインタビューを受けており、今回はその中からエキスと申しますか、一部をピックアップしてみたいと思います。
(Jurgen Klopp)
私達は、過ぎた25年間にあるのではない。
私達があるのは今なんだ。
私達は、今この時代を生きているんだよ。
これまで、クラブを築いてきたすべての人々を私達は愛している。
私達には、彼等の仕事は出来ないんだ。
私達は、私達の仕事をしなければいけないね。
やってみようよ!
トライしてみようよ!
私達には、十分にその資格があるし、このクラブは偉大だ。
私達はオーナー陣に恵まれたよ。
彼等は、プレイヤー達を売ろうとはしないからね。
マネーによって、誰であってもここを去ることがあってはならない。
私達は、世界一良いプレイをしているクラブではない。
しかし、私達ならば、十分にやれるよ。
今のリバプールは素晴らしいし、私達はそれを活用しなければいけないね。
未来は明るいよ!
だから、取ってしまおうよ!
ユルゲン・クロップは、もっともっと沢山のことを語ってくれていますが、今回は、その中から抽出してみました。
過去の栄光は、過去の栄光として、今出来ることをする。
今のリバプールは素晴らしいし、このチャンスを生かすべきだ!と、ユルゲン・クロップは言っているように思います。
また、ユルゲン・クロップが、この時期にあえて、オーナーの姿勢に敬意を表したことは注目点だと思います。
ちょっと、チェルシーのオスカルに関する一件があっただけに、ユルゲン・クロップとしては、いくらビッグマネーを積まれても、プレイヤーは残す!という姿勢を表明しているように感じます。
このメンタリティーが、プレイヤー達を鼓舞するのですね。
もし、ユルゲン・クロップがリバプールにプレミアリーグでの初タイトルをもたらしてくれたら・・・・。
そのときに、私はどんなリアクションをすればよいか?
まったく分かりませんが、近い将来、皆さんに最高の言葉をお届けしたい!と、心からその時を待っています。