久しぶりにステファン・バイチェティッチのことを書きたいと思います。
才能あふれるバイチェティッチは、リバプールの未来だと期待をしたファンも多いことでしょう。
将来を嘱望されている若手だけに、再びリバプールで活躍する日が待ち遠しい私です。
そのバイチェティッチですが、大きな試練と向かい合っています。
バイチェティッチが彗星のように現れ、リバプールで大活躍をしたのは2022ー2023シーズンのことで、負傷者多発による苦しい状況にあったレッズを救ったといっても過言ではないと思います。
もともとはディフェンダー登録でしたが、アンカーでも実力を発揮、さらに一列前でもクオリティーの高いプレーぶりを見せていました。
アヤックス戦でチアゴに代わって出場した際には、リバプールのクラブ史上最年少でのチャンピオンズリーグ出場選手ともなっています。
その後、数々の印象的なパフォーマンスが評価され、2023年1月には、クラブの月間最優秀選手にも選ばれるという活躍ぶり。
しかし、バイチェティッチに最初の試練が訪れます。
大活躍をした翌シーズンにはふくらはぎの負傷により、大きく出場機会を失い、バイチェティッチはトップチームでわずか3試合の出場にとどまり。
キャリアの再起を図るため、バイチェティッチはユルゲン・クロップ監督のアシスタントだったペップ・リンダースが率いるレッドブル・ザルツブルクへローン移籍。
ただ、このローン移籍にも暗い影がさしていました。
リンダースは解任されるという事態となり、ザルツブルクはバイチェティッチのローン移籍を1月の段階で打ち切り。
リバプールは1月に一旦バイチェティッチを呼び戻した形となり、新たなローン先をラス・パルマスに決めたという流れがあります。
ここでのバイチェティッチはチームの主力選手となっており、ようやく運気が上昇したか!と思われたのですが。
20歳のバイチェティッチはカナリア諸島のクラブで通算14試合に出場したものの、チームはセグンダ・ディビシオン(2部)降格を免れることはできず。
降格という失望に加え、バイチェティッチは最後の2試合を欠場に。
これは、ハムストリングの負傷だと見られています。
何てこった!という感じですが、さらにバイチェティッチには悪夢のようなことが待っていました。
バイチェティッチは、5月15日のセビージャ戦で怪我を負っており手術に踏み切っています。
まず、バイチェティッチの一日も早い回復を祈ります。
これからは、良いことが続くよ!と言いたいですね。
リバプールとすれば、プレシーズンのプランを立てるにあたり、バイチェティッチをよく見たいということは間違いなく入っていたことでしょう。
若手にとってプレシーズンとは、アピールをする絶好の機会ですから。
バイチェティッチがプレシーズンのトレーニングに間に合うか?
これは時間との戦いだと言えるかもしれません。
ディフェンシブな役割からゴールを狙う動きまで、バイチェティッチは高いレベルでのプレーをすることが可能です。
ボールタッチも素晴らしい。
怪我に泣かされた日々でしたが、今回はしっかりと治して、再びレッズで輝いてほしいですね。
何せバイチェティッチは、まだまだ若いのですから。